2026年に手形廃止?ファクタリングと手形割引の違いと最新情報

2026年に、政府は約束手形の利用を廃止するように金融業界に対応を求める方針を決めました。
約束手形は、企業の取引で代金を後払いする際に広く利用されていますが、支払いまでの期間が長く、中小企業にとって資金繰りの負担になっています。

約束手形を早期現金化する「手形割引」と売掛金を早期現金化する「ファクタリング」は混同されがちですが、それぞれメリット・デメリットがあります。

弊社にも、ファクタリングの利用を検討しているお客様から「手形割引とファクタリングの違い」について多くのお問い合わせをいただきます。

今回は、下記6点について説明します。

・手形割引とは?手形を早期資金化
・手形割引のメリット2つ
・手形割引のデメリット2つ
・ファクタリングと手形割引の5つの違い
・ファクタリングとは?売掛金を早期資金化
・ファクタリングを利用するべきポイント3つ

それぞれの特徴や仕組みを理解し、自社に合ったサービスを選びましょう。

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手形割引とは?約束手形を早期資金化

手形割引とは、支払い期日前の約束手形を金融機関などに売却し、早期現金化するサービスです。

ファクタリングとは異なり、約束手形を担保とした金融機関が銀行融資を行う資金調達方法です。

通常、約束手形は期日前に現金化はできませんが、手形割引を利用することで早期現金化できます。

手形割引のメリット2つ

手形割引を利用するメリットを下記2つ紹介します。

① 約束手形を早期資金化できる
② 銀行融資と比べて割引手数料が安い

① 約束手形を早期資金化できる

上述の通り、手形割引は支払い期日前の約束手形を金融機関などに売却し、早期現金化が可能です。

通常、約束手形の支払は30日、60日、90日、120日…が一般的な支払期日です。

しかし、手形割引を利用することで早期現金化が実現できます。

② 銀行融資と比べて割引手数料が安い

手形割引は、約束手形を担保とした融資ですが、銀行融資の利息と比べて割引手数料が安い点もメリットです。

手形割引の手数料の相場は、下記のとおりです。

割引先 手数料
都市銀行 1.5~3%
地方銀行 2.0~3.5%
信用金庫 2.5~4.5%
信用組合 3.5~5.5%
手形割引業者 2.5~15%

手形割引のデメリット2つ

手形割引を利用するデメリットを下記2つ紹介します。

① 不渡りの発生などリスクがある
② 経済産業省は2026年に利用廃止する方針

① 不渡りの発生などリスクがある

手形割引では、約束手形が不渡りとなってしまうなどのリスクがあります。

万が一、期日前に振出人の会社が倒産などで約束手形が不渡りとなった場合、利用者は約束手形を買い戻さなければいけません。

手形割引を利用する場合は、約束手形が不渡りとなるリスクをよく考える必要があります。

② 経済産業省は2026年に利用廃止する方針

上述の通り、政府は2026年に約束手形の利用を廃止するように金融業界に対応を求める方針を決めました。

約束手形は、120日先の支払期日まで現金化できないことから、受け取り側となる下請け企業や中小企業の資金繰りの悪化原因でした。

さらに、約束手形は紙で取り扱われるため、印刷代や郵送費、保管のコストがかかり、紛失のリスクもあります。

そのため、政府は約束手形の利用を廃止することで、中小企業の資金繰りの改善にもつながるとしています。

ファクタリングと手形割引の違い5つ

約束手形を早期現金化する「手形割引」と売掛金を早期現金化する「ファクタリング」は混同されがちですが、異なる資金調達方法です。

ここでは、ファクタリングと手形割引の違い下記5つに絞って違いを比較します。

ファクタリング 手形割引
利用者のリスク有無 なし あり
取引形態 売掛金を売却 借入(手形を担保)
審査基準 売掛先の信用力 利用者の信用力
資金化までのスピード 最短即日~3日 5~7日程度
手数料・金利 2~20% 1.5~15%

リスクの有無

ファクタリングは、「売掛金」をファクタリング会社に売却するため、万が一売掛先が倒産しても、リスクを負うのはファクタリング会社です。

一方で、手形割引は売掛金の「約束手形」を担保として、金融機関が銀行融資を行うサービスです。

そのため、手形割引では約束手形が不渡りとなった場合、利用者は約束手形を買い戻さなければいけません。

手形割引を利用する場合は、約束手形が不渡りとなるリスクがあるので注意しましょう。

取引形態

上述の通り、ファクタリングは「売掛金」をファクタリング会社に売却するサービスですが、手形割引は売掛金の「約束手形」を担保とし借入を行うサービスです。

手形割引には「貸金業法」が適用されるため、手形割引のサービスを提供できるのは、貸金業の登録をしている「貸金業者」のみです。

一方、ファクタリングは借入ではないため、許認可は必要ありません。

そのため、ファクタリングを利用するときに注意が必要なのが、「悪徳業者」です。

明らかに手数料が高い場合は、悪徳業者の可能性が高いです。

安心してファクタリングを利用するためには、ファクタリング会社選びが大切でしょう。

ファクタリング会社の選び方について詳しく知りたい方はこちら

審査基準

ファクタリングと手形割引では、資金調達する際の審査基準が異なります。

ファクタリングは「売掛先の信用力」を重視して審査しているので、赤字や税金滞納があっても利用できるサービスです。

一方で、手形割引は「利用者の信用力」を重視して審査します。

そのため、融資した金額に対して返済能力はあるのか、他に借入先はあるのか、融資残高はどれくらいかなど、自社の財務状況について念入りに審査されます。

資金化までのスピード

ファクタリングは、手形割引よりも資金調達スピードが早いのが特徴です。

上述の通り、ファクタリングは借入ではなく売掛金の売買のため、審査が柔軟でスピーディーに契約が進みます。

そのため、必要書類がそろっていれば、最短即日で資金調達が可能な場合もあります。

手形割引は会社の規模や資産・経営状態などを念入りに審査するため、5~7日程度かかるのが一般的です。

手数料

ファクタリングは、審査が柔軟でスピーディーに資金調達ができる一方、手数料が手形割引よりも高い水準になっています。

手形割引の手数料は「利息制限法」内で制限されているため、相場は1.5~15%です。

一方でファクタリングは、「利息制限法」の対象外であるため、手数料は2~20%と幅広く設定されており、手形割引より高くなる傾向があります。

ファクタリングの手数料について詳しく知りたい方はこちら

ファクタリングとは?売掛金を早期資金化

ファクタリングとは、お客様がお持ちの売掛金をファクタリング会社に売却し、早期現金化できる金融サービスです。

政府も推奨している資金調達方法のため、近年、ファクタリングを利用する企業が増えています。

ファクタリングは、「借入」ではないため、ファクタリングを利用する際には、信用情報による影響がなく、赤字や税金滞納があっても利用できます。

ここでは、ファクタリングのメリット・デメリットについて説明します。

ファクタリングについて知りたい方はこちら

ファクタリングメリット7つ

ファクタリングを利用するメリットは下記7つです。

① 借入をせずに資金繰りの改善が可能
② 資金調達のスピードが早い
③ 売掛先の承諾を得ずにファクタリングを利用できる
④ 信用情報への影響がない
⑤ 保証人・担保が不要
⑥ 売掛先企業様が倒産しても支払い義務がない
⑦ 赤字・税金滞納があっても利用が可能

ファクタリングは売掛金を最短即日に現金化できるサービスで、審査が柔軟で利用しやすいのがメリットです。

そのため、保証人や担保は原則不要で、赤字決算や税金・保険料の滞納があっても利用可能です。

また、売掛先が万が一倒産しても返済義務がなく、信用情報にも傷がつかないため、資金調達の際のリスクを回避できます。

ファクタリングデメリット5つ

ファクタリングを利用するデメリットは下記5つです。

① 他資金調達手段と比べ手数料が高い
② 資金調達の上限額は売掛金の額まで
③ 分割返済はできず全額一斉返済になる
④ 債権譲渡登記が必要な場合もある
⑤ 売掛先企業様の承諾が必要な場合もある

上述の通り、ファクタリングは許認可が必要ではないため、手形割引と比べると手数料が高く設定されています。

また、ファクタリングでは資金調達の上限額は売却した売掛金の額までです。

3社間ファクタリングの場合は、売掛先にファクタリングを利用する承諾を得る必要があるというデメリットもあります。

メリット・デメリットについて詳しく知りたい方はこちら

ファクタリングを利用するべきポイント3つ

これまで、ファクタリングと手形割引の違いについて説明してきました。

以下の3つの条件に当てはまる企業は、ファクタリングの利用をおすすめします。

・売掛金がある
・赤字、債務超過、税金未納などがある
・信用情報への影響を受けたくない

ファクタリングとは、売掛金をファクタリング会社に売却し、早期現金化できる金融サービスのため、売掛金があればどの企業でもファクタリングを利用できます。

ファクタリングは手形割引と違い、審査では「売掛先の信用力」が重視されます。

そのため、利用者に赤字、債務超過、税金未納などがあった場合でも、ファクタリング会社の審査に通りやすいというメリットがあります。

また、ファクタリングは借入という扱いにならないため、信用情報に悪影響を及ぼすことなく資金調達ができます。

赤字、債務超過、税金未納などがある企業や、信用情報への影響を受けずに資金調達をしたい企業におすすめです。

ファクタリングのご利用はビートレーディングで!

この記事では、下記6点について解説しました。

・手形割引とは?手形を早期資金化
・手形割引のメリット2つ
・手形割引のデメリット2つ
・ファクタリングと手形割引の5つの違い
・ファクタリングとは?売掛金を早期資金化
・ファクタリングを利用するべきポイント3つ

手形割引とファクタリングは混同されがちですが、それぞれメリット・デメリットがあります。

それぞれの特徴や仕組みを理解し、自社に合ったサービスを選びましょう。

ビートレーディングは、お客様の資金繰りに関するお悩みを解決できるファクタリングサービスをご用意しております。

また、2社間ファクタリングの場合は、申込みから入金まで最短12時間で対応いたします。

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