建設業の資金調達に有効なファクタリングとは

入金前の売掛債権を資金調達方法として利用するファクタリングは、さまざまな業種で利用されていますが、中でも建設業での利用率は高いといわれます。資金繰りの手段として、実際に検討しているという会社もあるのではないでしょうか。今回は、ファクタリングの概要やなぜ建設業におすすめなのか、実際の活用方法などについて紹介します。

ファクタリングとは

ファクタリングとは、入金前の売掛債権に対して保険をかけ、リスク回避をしたり、売掛金を買い取りしてもらうことで、現金化する仕組みです。
通常の取引は、商品や制作物、サービスを提供した後に対価が支払われるため、入金されるまでのズレがあります。しかし、商品や制作物は、先に材料を仕入れて支払いを済ませていることが多く、入金されるまでの期間に資金不足が起こる可能性があります。
ファクタリングは、会社の資金繰りを円滑にし、不用意な資金不足で経営困難にならないための有効なサービスです。
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なぜ建設業にファクタリングがおすすめなのか

建設業では、ファクタリングの利用率が高いといわれます。その理由には次のような要件が考えられます。

建設業の取引は高額

建設業の取引額は、小売りなどと比較すると高額といえるでしょう。そのため、資金繰りに苦労することがあります。
元請けなら、住宅1棟は2千~3千万円、商業建築なら1億を超えることも珍しくありません。下請けであっても、一つの工事額が10万円単位~100万円単位になります。
取引額が高額になるということは、その額に比例した材料費、人件費で、動く資金も高額になり、常にある程度の資金が必要となるでしょう。

下請けは手形決済も多い

元請けの会社か下請けの会社かで、資金の流動性が変わります。下請け会社である場合、手形を受け取ることも多く、現金化するのは数ヶ月後になります。早くて60日、遅ければ120日の手形を受け取るケースもあります。現金化にならない期間が長くなるほど、資金不足になる可能性が高まります。

支払いサイトが長い

取引先からの支払い方法が現金であっても、支払いサイト長いことがあります。請求書の締め日から翌々月の月末など、入金になるまで45日以上となるケースも少なくありません。
自社の人件費や機械のリース料など事前に支払わなければならない経費が多く、資金繰りは容易ではないでしょう。

工事が完成するまで請求できない

工事が完成しなければ、請求を出すことができないのが一般的でしょう。そのため、長い工期となる工事では、先に経費が発生してしまいます。一般住宅でも2ヶ月、3カ月と工事が長くなることがあります。何期にも渡る大規模な建築物の場合は、出来高払いに対応していることもあるようです。
建設業の取引は高額であるため、一度の工事発注者からの入金も高額です。しかし、高額であるがゆえに、入金日程のズレが生じると、その後の支払いに大きな影響があります。もしも、借入の返済期日と発注者からの入金のズレがあった場合、一気に不渡りとなることもあるのです。大きな額が動く建設業だからこそ、ファクタリングを利用することで、安定的な資金繰りが期待できるでしょう。

ファクタリングの活用方法

最後に、実際に建設業でファクタリングを活用している事例を紹介しましょう。

事例1 新規取引のために売掛金を買い取り

新規の取引案件があっても、経費が先に必要になるため、なかなか売上増加につなげることができなかったが、ファクタリングで売掛金を現金化し、新規取引を引き受けることができた。
建設業は、内部留保にゆとりがないことが多く、経費が先に発生するため、新規案件に慎重にならざるを得ないことがあります。受け身だけではなく、事業拡大の機会を活かすためにもファクタリングの有効活用が期待されます。

事例2 期日までの決済に対応するため売掛金を買い取り

支払い日までの資金不足が予想されたが、どうしても現金を用意することができないと判断。信用にかかわるため、必ず決済に対応しなければと、ファクタリングで売掛金を現金化し、無事支払いをすることができた。
資金不足が予想されても、銀行融資を受けるにはある程度の日数が必要です。期日のゆとりがあまりない場合、ファクタリングは効率的なサービスです。決済が無事にできるかどうかは、会社の大事な信用問題であり、一度支払い遅れをしてしまったら、経営状態の悪化を心配されることにもなりかねません。つなぎ資金として短期的な活用が有効です。
いかがでしたか。今回は、ファクタリングの概要と建設業にファクタリングがおすすめな理由や実際の活用事例などについてお伝えしました。一つの取引が高額になる、また、支払いサイトが長い建設業だからこそ、銀行だけに頼らない資金繰り方法が必要なのではないでしょうか。

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