ファクタリング会社とサービサー(債権回収会社)の違いを解説

ファクタリング会社とサービサー(債権回収会社)の違いとは?

中小企業などで急いで資金調達をする必要がある場合や、銀行などの金融機関の融資を受けられない場合などに活用されているファクタリングは、売掛債権を譲渡することで現金を調達する資金調達方法です。

売掛金は、通常であれば納品した1カ月後などに支払われますが、それより前に現金が必要になった場合に、その売掛債権をファクタリング会社に売却することですぐに現金化できるという便利なサービスです。
売掛債権を扱う取引であることから、債権管理回収会社(サービサー)と混同されてしまうことがありますが、ファクタリングは一般的な債権回収とは全く異なるサービスです。
今回は、ファクタリング会社とサービサーの違いについて解説していきます。

ファクタリングは債権回収の一つ

債権回収とは、支払い期限や返済期限を過ぎても弁済されていない売掛金や貸付金などの債権がある場合に、債権者が債務者に対して取り立てを行うことをいいます。債権者とはお金を貸している者のことをいい、債務者とはお金を借りている者のことをいいます。債権回収は、本来であれば債権者が行いますが、弁護士または専門会社に委託することもできます。

ファクタリングは債権回収に含まれるとされていますが、ファクタリング会社とサービサー(債権回収会社)は根本的に異なる事業形態の会社です。まずは、ファクタリング会社とサービサーのそれぞれの事業形態についてご紹介します。

サービサー(債権回収会社)とは

サービサー(債権回収会社)とは、債権管理回収を専門に行う業者のことをいいます。以前は、弁護士以外が債権管理回収業務を行うことは弁護士法により禁じられていましたが、1998年に「債権管理回収業に関する特別措置法(サービサー法)」という法律が定められ、サービサーが債権管理回収業務を行うことが認められました。

サービサーは、法務大臣が許可した債権回収会社です。許可を受けるためには条件が定められており、資本金5億円以上の株式会社であること、暴力団などとのかかわりがないこと、取締役として1名以上の弁護士を置いていることなどを満たしている必要があります。

サービサーが取り扱うことのできる債権は債権管理回収業に関する特別措置法(サービサー法)に定められています。取り扱える主な債権として、金融機関などが有する(有していた)貸付債権、リース・クレジット債権、資産の流動化に関する法律に規定する特定資産、破産開始の決定などを受けた者(倒産手続き中の者)が有する金銭債権、その他政令で定めるものなどが挙げられます。

ファクタリングとは

ファクタリングとは、企業(売掛金保有会社)が有する売掛債権をファクタリング会社に譲渡し、売掛金を早期現金化するという形で資金を得るという資金調達サービスのことをいいます。ファクタリング会社は、買い取った売掛債権の金額から手数料を引いた額を、売掛債権を売却した会社に支払います。一般的には、即日から数日などの短期間で現金化されるため、資金調達を急ぐ企業などによく活用されています。

売掛金の回収方法は、契約内容によって大きく2つあります。
1つ目は、売掛金保有会社がファクタリングを契約した後で、売掛先から売掛金を受け取ってファクタリング会社に支払う方法で、これを2社間ファクタリングといいます。売掛金保有会社とファクタリング会社の2社間で行われる取引のため、そのようによばれています。

2つ目は、売掛金保有会社がファクタリングを契約した後で、売掛先とファクタリング会社の間に入ることなく、売掛先から直接ファクタリング会社に売掛金を支払う方法で、これを3社間ファクタリングといいます。売掛金保有会社、ファクタリング会社、売掛先の3社間で行われる取引のため、そのようによばれています。

2社間ファクタリングの場合、売掛金を受け取ったファクタリング契約者が、ファクタリング会社に支払わずにそのまま使い込んでしまうというリスクがあるため、2社間ファクタリングの手数料は、3社間ファクタリングよりも高額になっているのが一般的です。しかし、2社間ファクタリングであれば、ファクタリングを利用しているという事実が売掛先に知られる可能性が低いため、高い手数料を支払ってでも2社間ファクタリングを選択する企業の方が圧倒的に多いというのが現状です。

ファクタリング会社とサービサー(債権回収会社)の違い

ファクタリング会社は、売掛債権を活用した資金調達サービスを提供している会社であり、不良債権は扱っていません。一方サービサーは、債権管理回収業に関する特別措置法(サービサー法)で定められた特定金銭債権を扱い、いわゆる借金の取り立てを行っている会社です。両者は根本的に全く異なる事業を行っている会社です。

ファクタリングもサービサーも債権を取り扱っていますが、性質は全く異なります。売掛金を早めに現金化したい場合はファクタリング会社に、不良債権化した特定金銭債権を現金化したいときはサービサーに相談しましょう。

ファクタリングのご利用をご検討の方は、ぜひビートレーディングにご相談ください。
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