リバースファクタリングの仕組みとは

ファクタリングという資金調達サービスをご存知でしょうか? 中小企業を中心に大きく浸透しつつある資金調達サービスです。仕組みを簡易的に説明すると、売掛金保有会社が売掛債権をファクタリング会社に買い取ってもらうことで、資金調達をするというものです。今回はこのファクタリングの一種であるリバースファクタリングについて、詳しく解説します。

リバースファクタリングとは?

リバースファクタリングを一言で説明すると、ファクタリングとは依頼者が逆(=リバース)となるサービスになります。通常のファクタリングでは、売掛金保有会社がファクタリング会社に売掛債権の買い取りを依頼します。リバースファクタリングはその逆で、売掛先がファクタリング会社に債権の買い取りを依頼する形になります。

リバースファクタリングのメリットを取引先別に解説

なぜ、このようなサービスが成り立つのでしょうか。それは、売掛金保有会社だけでなく、売掛先にとっても大きなメリットがあるからです。ここでは、リバースファクタリングにおける、売掛先、売掛金保有会社それぞれのメリットについて解説していきます。

売掛先:支払を遅らせることが可能

売掛先としては、ファクタリング会社が自社に代わって売掛金保有会社に買掛債務を支払ってくれるというメリットがあります。もちろん、売掛先は後日、ファクタリング会社が支払った買掛債務分のお金を手数料と合わせて、ファクタリング会社へ支払うことになります。
つまり、売掛先としてみれば、買掛債務の支払いを通常よりも遅らせることが可能です。取引先を数十社~数百社抱えている売掛先の場合、買掛債務を支払う際にまとまった資金を用意する必要がありますが、リバースファクタリングを活用し、支払い猶予期間を延ばすことで余裕のある資金繰りを実現できます。
売掛先の中には銀行から融資を受けている企業も多いでしょう。そのようなケースでもリバースファクタリングにより買掛債務の支払いを遅らせることができれば、手元の資金を銀行への返済に充てることも可能です。
また、通常、買掛債務の支払いを遅らせたり、現金払いにしていたものを延べ払いに変更したりすれば、下請け企業(売掛金保有会社)の負担が増大し、下請法に引っかかる可能性もあります。しかし、リバースファクタリングを利用すれば、下請け企業には期日までにファクタリング会社から買掛金(下請け企業=売掛金保有会社における売掛金)が全額支払われ、サービスを利用することで発生する手数料や金利などの費用は売掛先が負担するため、下請け企業に負担はなく、下請法上の問題もクリアできます。

売掛金保有会社:早期の資金化

リバースファクタリングの場合、ファクタリング会社が売掛先に代わって売掛債権の支払いを支払い期日よりも早期に行ってもらうことが可能です。つまり、売掛金保有会社からしてみると、売掛債権を早期に現金化できるメリットがあります。
売掛金保有会社としても、取引先への支払い義務があり、資金繰りに苦労することもあるでしょう。ファクタリングを利用して売掛債権を早期に資金化できれば、資金繰りに余裕が生まれます。

銀行:ファクタリング会社:取引金額が大きくなる

リバースファクタリングを利用する売掛先の多くは、取引先が多数に上り一気にまとまった資金を必要とする企業です。つまり、そのような売掛先から依頼を受けたファクタリング会社は高額な取引が可能となり、より大きなビジネスチャンスが得られます。ファクタリングを専門的に行っている企業のほかにも、金融機関の子会社がリバースファクタリングサービスを展開しているのは、このようなメリットが得られるためです。

金融危機における資金繰りの改善にも貢献できるサービス

リバースファクタリングを用いることは、リスクマネジメント上でもメリットがあります。2008年に発生したリーマンショックに端を発する世界的な不況では、多くの企業が厳しい企業経営を強いられました。このような大きな金融危機が発生すると、どうしても資金の流動性が低下し、資金調達が難しくなります。このような状況では売掛先は買掛金(売掛金保有会社にとっての売掛金)の支払期日をできるだけ長く伸ばしたいと考え、売掛金保有会社は売掛金をできるだけ早く現金化したいと考えるはずです。そういった時に、リバースファクタリングを利用すれば、売掛先は買掛金の支払期限を延ばせますし、売掛金保有会社は売掛債権の早期現金化により、必要な資金を素早く確保できるわけです。
このようにリバースファクタリングは売掛先にも売掛金保有会社にも、さらにファクタリング会社にもメリットがあります。そして、昨今はグローバル化も進んでいるため、遠い他国の経済事変が日本に波及することも十分考えられます。そのような世界的な金融不況が起きたとしても、リバースファクタリングであれば資金繰りにおけるリスクを大きく低減できます。企業経営におけるリスクマネジメントの観点からも、リバースファクタリングは検討すべきサービスといえるでしょう。

リバースファクタリングは
弊社では『Beトレペイメント』という名称でサービスを提供しております。

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