ビジネスローンと銀行融資の違いとは? メリット・デメリットも解説

ビジネスローンと銀行融資を悩む男性

事業を進めるにあたって、どのような方法で資金調達をするか迷うことはありませんか?資金調達にはいろいろな方法がありますが、そのなかで広く利用されているのは、ビジネスローンと銀行融資です。今回は、ビジネスローンと銀行融資の違いや、それぞれのメリット・デメリットをご紹介していきます。

ビジネスローンと銀行融資の違い

ビジネスローンと銀行融資は、いずれも金融機関から事業資金の借入をする手段ですが、取り扱っている金融機関や審査の方法、融資額などが異なります。ここでは、ビジネスローンと銀行融資の違いを解説します。

対象となる金融機関が違う

違いは以下の通りです。

  • ビジネスローン
    ビジネスローンは、銀行や、貸付専門の金融機関が提供している事業用ローンのことをいいます。主に短期の運転資金として利用されることが多いですが、使用用途に制限はありません。
  • 銀行融資
    銀行融資は、銀行が企業に事業用の資金を貸し付けることをいいます。短期または長期の設備資金や運転資金として利用されており、使用用途は契約により決められています。

融資額が違う

違いは以下の通りです。

  • ビジネスローン
    ビジネスローンの融資額は、銀行融資と比べると少額です。銀行が貸付を行うビジネスローンの場合は、銀行によって3,000万円、5,000万円または1億円などが上限として設定されています。ノンバンクのビジネスローンの場合は、金融機関によって300万円、500万円または1,000万円などを上限として設定されています。
  • 銀行融資
    銀行融資には限度額はなく、会社の財務状態によって必要額が貸し出されます。

金利が違う

  • ビジネスローン
    ビジネスローンは金利が高く、銀行のビジネスローンの場合は1%台〜15%程度、ノンバンクのビジネスローンの場合は6〜18%程度が一般的です。多くの金融機関では、固定金利を採用しています。
  • 銀行融資
    金利は1%以下〜4%程度が一般的で、さまざまな条件により決まります。銀行は融資先の企業の財務状況や信用コスト(発生することが予想される損失額)などを元に「企業格付け」を行い、10〜12段階に区分しています。金利はこの区分によって変わり、格付けが上位の企業には低い金利が適用され、下位の企業には高い金利が適用されます。そのほか、
    信用保証協会の保証付融資の場合は比較的低めに設定されているなど、条件によって異なる金利が適用されます。固定金利または変動金利がありますが、銀行融資の場合は変動金利が一般的です。

審査にかかる時間が違う

違いは以下の通りです。

  • ビジネスローン
    ビジネスローンは、審査にかかる時間が短いという特徴を持っています。銀行のビジネスローンの場合は1週間程度、ノンバンクのビジネスローンの場合は、条件がそろえば最短で1日というケースもあります。ビジネスローンの審査はスコアリングというシステム(会社の情報や財務状況をデータ化して評価する仕組み)で自動化されており、それによって審査に要する時間が短縮されています。金融機関によってインターネット申し込みと郵送申し込みがあり、インターネット申し込みの方が、審査期間が短い傾向があります。
  • 銀行融資
    銀行融資は審査に数週間かかるというのが一般的です。信用保証協会の保証付融資にする場合は、信用保証協会の審査に1ヶ月程度かかります。審査期間は、先述の企業格付けや融資金額、書類の完成度などにより大きく変わります。

審査の難易度が違う

違いは以下の通りです。

  • ビジネスローン
    ビジネスローンは、銀行融資に比べると審査基準が厳しくないため、銀行融資を受けられない中小企業や個人事業主が多く利用しています。提出書類も少なく、決算書や事業計画書も不要という金融機関もあります。
  • 銀行融資
    銀行融資は審査基準が厳しく、財務状況や資金の使用用途、返済計画などを細かくチェックされます。損益計算書などの数字が悪いと融資を断られることがあります。

保証人・担保の条件が違う

違いは以下の通りです。

  • ビジネスローン
    ビジネスローンの申し込みには、原則として保証人や担保は不要です。ただし、法人の場合は代表取締役が保証人になる必要があります。
  • 銀行融資
    銀行融資を受けるときは、代表取締役が保証人になるのが一般的です。担保はなくても融資を受けられますが、担保がある方が利息および総支払額が少なくなる場合があります。

ケースによってビジネスローンと銀行融資を使い分けよう

ビジネスローンと銀行融資には、それぞれメリット・デメリットがあります。上手に使い分けることが、うまく資金繰りをするポイントです。

緊急性が低い状況なら銀行融資

銀行融資は審査に時間がかかりますが、ビジネスローンと比較すると金利が安く、高額や長期の借入ができるというメリットがあります。緊急性が低い場合は、まずは銀行融資を申し込むことをおすすめします。

すぐに現金が必要ならビジネスローン

ビジネスローンは審査が早く、銀行融資と比べると審査基準が厳しくないため、緊急で資金調達をする必要がある場合に向いています。ただし金利が高いため、短期のつなぎ融資として利用することをおすすめします。

銀行融資は、金利が低いというメリットがありますが、審査が厳しく時間がかかります。ビジネスローンは、審査が早いというメリットがありますが、金利が高いという特徴があります。早期に資金調達が必要なら、売掛金を買い取って現金化してもらえるファクタリングを利用するのもおすすめです。

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