病院の資金繰りを改善する方法

病院の資金繰りについて悩む男性

病院の資金繰りを改善する方法を紹介します。
多くの病院では、建物の建設や高額な医療設備の導入のために銀行融資を受けていることが多いでしょう。さらに、それに加えて毎月高額な固定費の支払いがあるため、病院の経営にはキャッシュフローの管理がとても重要です。しかしながら、病院は慢性的に資金繰りが悪化しやすい体質を持っており、経営が黒字であっても現金が不足しがちという問題をかかえやすい傾向があります。

では、なぜ病院は資金繰りが悪化しやすいのでしょうか。また、資金繰りを改善する方法はあるのでしょうか。この記事では、病院経営において資金調達を急ぐ場合の一時的な解決方法と、長い目でみた財務体制の改善方法についてご紹介していきます。

資金繰りが難しい病院経営

患者が病院や医院などの医療機関にかかった場合、病院に医療費が支払われます。医療費とは、医療行為に対する対価や治療に使われた医薬品代のことをいい、その金額の3割は患者自身から支払われ、残りの7割は保険者(国民健康保険や健康保険組合、全国健康保険協会など)から支払われます。保険者から支払われる医療費のことを、診療報酬といいます。

病院は、診療の翌月に保険者に対して診療報酬を請求します。保険者は、請求のあった月の翌月20日前後に病院に診療報酬を支払うことになっています。つまり、実際に診療報酬が入金されるのは、診療を行った日の翌々月の20日前後。診療から入金まで、2カ月ほど時間がかかる仕組みになっています。しかし、病院では毎月、融資の返済や医療機器のリース代、光熱費、人件費など高額な固定費をかかえており、診療報酬が入金される前にそれらの費用を支払う必要があることから、経営自体が黒字であってもキャッシュフローが悪化しやすい体質になっています。病院の経営者や開業医は、黒字倒産(経営自体が黒字であっても、キャッシュが不足しているために支払いが滞って倒産すること)を防ぐために、常に資金繰りに注意をしている必要があります。

高額な医療機器などの設備投資にも注意が必要

病院を運営するためには、高額な医療機器などの設備投資が必要です。しかし、高額な設備を導入した場合はその代金が減価償却の対象になってしまうため、代金の全額をその年の費用として計上することができないという問題があります。費用に計上できないと、その年の税金が高くなってしまうというデメリットがあるため、高額な医療機器などを購入する場合は事前にそこまで計算した上で予算を組む必要があるでしょう。

病院の資金繰りを改善する方法

では、病院の資金繰りを改善するためにはどのような対処法があるのでしょうか。
対処法の1つとして、過剰在庫の見直しが有効です。病院では薬や備品など多くの在庫を抱えていますが、在庫を見直して購入量を減らし、購入費用を削減することで、資金繰りの改善が見込めるでしょう。

また、医療機器の購入の際にも、工夫により費用を削減することができます。たとえば、高額な医療機器を購入する場合は新品ではなく中古の方が税金面でのメリットがあります。中古の機器を購入した場合、新品よりも耐用年数が短くなるため、減価償却費が上がります。その年の費用として計上できる金額が増えるため、それにともない支払う税金が少なくなるというのが大きなメリットです。

またもう1つ、医療機関債を発行するという方法があります。医療機関債とは、医療法人が資金調達のために発行する債権のことをいいます。医療機関債を発行するためにはさまざまな手続きがあり、条件をクリアする必要がありますが、まとまった資金を獲得する方法として有効です。

病院の資金繰り改善にはファクタリングもお薦め

病院の資金繰りを改善する1つの方法として、医療ファクタリングを利用するのもお薦めです。医療ファクタリングとは、医療機関を対象としたファクタリングで、通常支払いまで2カ月かかる診療報酬を、早期に現金化できる資金調達サービスです。

一般的にファクタリングとは、売掛債権をファクタリング会社に買い取ってもらい、資金調達をする方法のことをいいます。医療ファクタリングでは、診療報酬が売掛債権に相当します。今後入金される予定の診療報酬を売掛債権として扱い、診療報酬を受け取る権利をファクタリング会社に買い取ってもらうことで早期に現金化することができます。病院の経営が黒字であるにもかかわらず運転資金が不足してしまった場合など、急いで運転資金を用意する必要があるときに有効な資金調達方法です。

また、ファクタリングは融資とは異なるため、返済は不要です。負債も増えないため、銀行融資をすでに受けているためにこれ以上負債を増やしたくない病院には、大きなメリットといえるでしょう。病院の資金繰りを改善する必要がある場合は、一度ファクタリング会社に相談してみることをお薦めします。

病院経営では診療報酬の入金のタイムラグが、資金繰りに影響を及ぼします。資金繰りに困ったときは医療ファクタリングの活用も検討してみましょう。

ファクタリングのご利用をご検討の方は、ぜひビートレーディングにご相談ください。
・お問い合わせはこちら

サイトマップ