延現金払いのメリットと注意点とは

買掛金の決済方法が多様化している中、延現金払いと呼ばれる手法をとる企業も増加しています。通常、買掛金を支払う期日は決まっているものですが、延現金払いであれば現金による支払い期日を延ばすことが可能です。資金繰りの一助になる可能性もある手法ですので、今回は延現金払いについて詳しく解説していきます。

延現金払いとは?

通常買掛金を支払う際は、支払い期日を予め設定します。そして、この支払い期日に現金を支払います。しかし、延現金払いであれば、現金で支払う期日を延ばすことができます。例えば「60日後に延現金払い」という依頼をした場合、支払い期日の約2か月後に現金にて支払うことができれば契約違反となりません。通常、こういったことは、手形を振り出さないとできません。
 

延現金払いのメリット

延現金払いのメリットは、上記でもお伝えした通り、手形を振り出さずに買掛金の支払い期日を延ばすことができます。手間がかからないシステムのため、活用する企業が増えています。また、手形を振り出す場合、管理費や印紙税といったコストがかかりますが、延現金払いであれば、このコストを削減できます。取引先が多い企業であれば、コストを削減できる割合も大きくなるでしょう。
 

延現金払いの注意点

延現金払いはメリットばかりでなく、注意すべき点もあります。当然の話ですが、買掛金の決済を別の誰かが行ってくれることはありません。つまり、何らかの形で現金を手に入れることができなければ、支払い期日を延ばしたところで、買掛金を支払うことはできないでしょう。
 

資金繰りにおいて延現金払いよりもファクタリングを活用したほうがよい理由

資金繰りにおいて延現金払いよりもファクタリングを活用したほうがよい理由を説明します。

そもそもファクタリングとは?

ファクタリングとは、未回収の売掛債権をファクタリング会社に買い取ってもらう資金調達サービスのことを指します。

ファクタリングは売掛債権を早期に資金化し、買掛金の支払いに充てることが可能

延現金払いの場合、基本的に支払期日に買掛金を現金で一括払いするのが一般的です。支払い期日を延ばすということはまずできません。万が一、何かの事情で買掛金を支払うための現金がなくなってしまった場合、資金繰りは大変困難になるでしょう。しかし、ファクタリングを利用すれば、別の売掛先への売掛債権を早期に現金化することが可能です。そして、ファクタリングによって得た現金を買掛金の支払いに充てることができます。買掛金の支払い期日前に、「ちょっとお金が足りなくなってしまった」という場合にも、柔軟に対応できます。

ファクタリングは買掛先から信頼を失うリスクがない

延現金払いの場合、買掛先に支払い期日を延ばしてほしいと伝えなければなりません。しかし、ファクタリングによって別の売掛先から早期に売掛債権を現金化できれば、そもそも買掛金の支払い期日を延ばす必要もありません。ファクタリングは、最短で翌日の現金化が可能となるため、急な支出で資金繰りが短期的に困難となった場合、非常に有効です。
 

ファクタリングを活用する前に理解しておくべきこと

以下、ファクタリングを活用する前に理解しておくべきことを説明します。

2社間ファクタリング、3社間ファクタリングがある

ファクタリングは2社間ファクタリング、3社間ファクタリングという2種類の取引手法があります。2社間ファクタリングの場合、売掛債権保有会社とファクタリング会社の取引となります。3社間ファクタリングの場合、売掛債権保有会社、ファクタリング会社、売掛先の3社間での取引となります。もし、売掛先に知られずにファクタリングを利用したい場合、2社間ファクタリングを活用しましょう。

ファクタリングの流れ

まず、ファクタリング会社へファクタリングを申し込み、審査を受けます。審査は銀行の融資などよりも簡易的です。審査に通れば、ファクタリング会社は、売掛債権保有会社に対して売掛債権に相当する現金を翌日支払うことも可能です。

売掛先の与信審査が不要

ファクタリングを利用する際、売掛金保有会社の義務でもある与信審査は不要です。売掛先の審査は、ファクタリング会社が行うからです。つまり、与信審査をアウトソーシングできるということです。与信審査をアウトソーシングできるということは、業務コストの削減にもつながり、よりいっそうの資金繰り改善につながります。
 
手形を振り出さずに手形と同様に支払い期日を延ばすことができ、コスト削減にもつながる延現金払いは利用する価値のある支払い方法といえます。しかし、支払い期日が迫っても資金がないケースというのはあります。そうしたリスクを考えると、売掛金を早期に資金化し、早々に買掛金を支払ってしまったほうが良いでしょう。買掛金の支払い期日を延ばすことは信頼を失うことにもつながりかねないので、資金繰りにお困りの際は、ぜひファクタリングの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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