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黒字倒産とは?5つの原因と回避する方法を分かりやすく解説!

黒字倒産とは?5つの原因と回避する方法を分かりやすく解説!

資金繰りの役立ち情報

「黒字倒産」とは、帳簿上では黒字(利益が出ている)にもかかわらず、手持ちの資金(キャッシュ)が不足し、支払いや返済ができず倒産してしまうことをいいます。

黒字倒産の恐ろしいところは、赤字倒産と同じぐらい起きているということです。

東京商工リサーチによると、2019年から2021年に倒産した企業のうち、倒産直前の決算が黒字にもかかわらず倒産した企業の割合は約4割~5割にものぼることが分かっています。

倒産した企業のうち黒字倒産の割合

一方で、経営の赤字状態が続いていても倒産しない企業も存在します。

この記事では、「なぜ黒字なのに倒産してしまうことがあるのか」を明らかにするとともに、黒字倒産になりそうな時の回避方法、黒字倒産にならないために日頃から気を付けるべき予防策まで詳しく解説していきます。

先ほども述べた通り、倒産した企業のうち半数近い割合で「黒字だったのに倒産」が起きています。

「黒字倒産なんて他人事」と思っていたら、後悔する羽目になりかねません。

この記事をしっかり最後までお読みいただき、黒字倒産にならないための対策を日頃から講じておくことをおすすめします。

目次

1.黒字倒産とは何か|黒字でも現金が無ければ倒産する

黒字倒産とは何か|黒字でも現金が無ければ倒産する

冒頭でも書いた通り、「黒字倒産」とは、帳簿上では黒字(利益が出ている)にもかかわらず、手持ちの資金(キャッシュ)が不足し、支払いや返済ができず倒産してしまうことをいいます。

いくら黒字でも、手元にお金が無ければ支払いや返済が滞ってしまいます。

支払いや返済が遅延すると銀行や取引先からの信用を失い、そのうち金融機関から融資を受けられなくなり、最後には銀行取引停止処分を受けて事実上の倒産となります。

企業が倒産したと聞くと「利益が出ていなかったんだろうな」と考えがちですが、実は黒字なのに倒産してしまう割合は案外高い割合となっています。

東京商工リサーチによると、2019年から2021年に倒産した企業のうち、倒産直前の決算が黒字にもかかわらず倒産した企業の割合は約4割~5割にものぼることが分かっています。

倒産した企業のうち黒字倒産の割合

参考:東京商工リサーチ「倒産企業の財務データ分析調査(2019年)」・「倒産企業の財務データ分析調査(2020年)」・「倒産企業の財務データ分析(2021年)

黒字とは、収入が支出を上回っていて利益が出ている状態のことです。

「利益が出ているなら倒産することはないだろう」と考える方もいるかもしれませんが、そう簡単なものではないのです。

黒字でも倒産してしまう企業がある一方、毎年赤字でも倒産しない企業もたくさんあります。

つまり、「黒字だから倒産しない」わけでも「赤字だから倒産する」わけでもなく、倒産するかしないかにおいては、黒字か赤字かではなく手元に資金があるかどうかが重要ということになります。


赤字でも倒産しない理由については「赤字経営でも倒産しない4つのケース!赤字経営のメリット・デメリット」の記事も参考にしてみてください。

2.黒字倒産が起こる流れを4ステップで解説

黒字倒産が起こる流れを4ステップで解説

黒字倒産のイメージを、さらに詳しくステップごとに解説していきます。

ここで示すのは、説明用に分かりやすくした極端な例ですが、「黒字倒産ってこんな風に起こるのか」と理解していただければ幸いです。

2-1. A社が現金100万円を資本金として開業

A社は、1月5日に現金100万円を資本金として事業をスタートしました。
100万円は当座預金で管理します。

2-2. A社がB社から商品を150万円で仕入れた(掛取引)

A社は、1月15日に商品を150万円でB社から仕入れました(約束手形)。
支払期日は翌々月末の2月28日です。この時点での手元資金は、変わらず100万円です。

2-3. A社がC社に商品を200万円で売り上げた(掛取引)

A社は、2月1日に自社商品を200万円(売掛金)でC社に販売しました。
売上高200万円の入金は翌月末の3月31日です。

この時点でも手元資金は変わらず100万円です。
150万円で仕入れた商品を200万円で販売できたため、帳簿上は50万円の利益が出ていることになります。

2-4. B社への買掛金を支払うことができなかった

2月28日、B社への150万円の支払いの日を迎えました。
しかしその時点でA社の当座預金残高は100万円しかないため、支払いができませんでした。

約束手形の支払いができなかった場合は「不渡り」となり、その原因を作ったA社は「不渡りを出した企業」として銀行に周知されてしまいます。

さらに2回目の不渡りを出してしまうと銀行取引停止となりますので、事業を続けることができなくなり、黒字倒産に陥ります。

※不渡りとは、振り出した約束手形や小切手を資金化できない状況をいいます。記載ミスなどによる不渡り(0号不渡り)には処分はありませんが、預金残高不足などが原因の1号不渡りを出すと処分が下されます。

このケースの場合、手元のキャッシュを用意する手段があれば、または他社からの入金が早ければ、不渡りを出すこともなく黒字倒産を避けることができました。

3.黒字倒産が起こる原因5つ

黒字倒産が起こる原因5つ

手持ちの現金が不足して黒字倒産してしまう原因には、いくつもの理由があります。

ここではその中でも大きな原因となる5つを紹介していきます。

黒字倒産の原因5つ
❶資金繰り管理ができていない
❷手元資金が少ない
❸過剰な在庫を抱えている
❹取引先の倒産や業績悪化による連鎖倒産
❺売掛金の入金サイトが長い

3-1.【原因❶】資金繰り管理ができていない

黒字倒産に陥ってしまう主な原因は、資金繰りによるものです。

特に、掛取引や手形決済の比率が多い場合には、資金繰りに注意していなければ黒字倒産の可能性が高くなります。

現金払いであれば売上と同時にキャッシュを得ることができますが、掛取引や手形決済の場合は、対価が支払われるのは1か月から3か月後になることが一般的です。

2章で解説したように、売上の入金タイミングよりも前に支払いが来てしまうと、支払時に手元のキャッシュがなく、支払いできない状態となります。

すぐに倒産とはならないことが多いですが、こうした資金繰りの悪化が積み重なると黒字倒産につながります。

3-2.【原因❷】手元資金が少ない

黒字倒産に陥る原因としてもう一つ多いのが、手元資金が少ないことが挙げられます。

2章で説明した事例でも、手元資金にもう少し余裕があれば倒産を免れることができました。

手元資金に対しての売掛金の比率が多いと、売掛金の入金が遅れたり回収できなくなったりした時に、すぐにキャッシュフローが悪化し、支払いや返済ができなくなるリスクが高まります。

逆に手元資金が多ければ、資金繰りが多少悪化しても、万が一赤字になったとしても、倒産を避けることができるのです。

3-3.【原因❸】過剰な在庫を抱えている

商品の販売が想定したペースで進まず、過剰な在庫を抱えていることが黒字倒産の原因となるケースもあります。

その理由として、在庫を仕入れる時の費用(売上原価)が売り上げた時に初めて経費になるからです。

例えば1,000個の商品を仕入れたとします。

仕入れにかかった費用はこの時点では計上しません。1台売り上げるごとに初めて売上と売上原価が計上され、見た目は黒字となります。

しかし実際には仕入れた費用はかかっていますし、過剰な在庫があることで倉庫を圧迫したり管理費がかかったりして経営を圧迫します。

2008年に倒産したアーバン・コーポレーション(不動産会社)の倒産理由も過剰在庫によるものです。

不動産市場が不調の兆しを見せていたのにもかかわらず仕入れを続け、販売ペースが追いつかずに在庫が滞留し、最終的には倒産に追い込まれました。

損益計算書上はずっと黒字でしたが、営業キャッシュフローはマイナスという状態でした。

3-4.【原因❹】取引先の倒産や業績悪化による連鎖倒産

取引先の倒産による連鎖倒産も、黒字倒産で多い原因です。

特に、売上の比重が多い取引先が倒産すると影響を受けやすく、釣られて倒産してしまうことがあります。

例えば2015年4月に、江守グループホールディングスという東証一部上場企業が黒字倒産を起こしました。倒産の原因となったのは、大口取引先であった中国の企業からの支払いが滞ったことでした。

取引先の業績が悪化し、支払遅延や手形の不渡りなどが起きると、予定していた売上金を回収できずにキャッシュフローが悪化し、黒字倒産につながることがあります。

3-5.【原因❺】売掛金の入金サイトが長い

売上が増えて利益は増えたとしても、売上の入金サイト(売上を回収するまでの期間)が長ければ、なかなかキャッシュが増えません。

特に取引先との力関係が弱いなどの理由で売掛金を手形で受け取る場合には、どうしてもサイトが長くなりがちです。

この場合、売り上げたお金を回収する前に、原価や仕入れなどの費用の支払いが来てしまい、支払いが滞ってしまう危険性があります。

手持ちのキャッシュが底をついて支払いできなくなると、黒字倒産に陥ります。

4. 黒字倒産を回避する方法【倒産しそうな時の対処法】

黒字倒産を回避する方法【倒産しそうな時の対処法】

ここまで「黒字倒産とは何か?」「どうしたら黒字倒産してしまうのか」を解説してきました。

ここからは、黒字倒産しないための情報をお伝えしていきます。

まず「キャッシュフローが悪化して黒字倒産してしまいそう!」となった時の回避方法にはどのようなものがあるでしょうか。

黒字倒産になりそうな時に黒字倒産を回避する方法5つ
❶資産を資金化する
❷ファクタリングで債権を資金化する
❸売掛債権の入金の前倒しを依頼する
❹返済や支払の期日を延ばしてもらう
❺借り入れをおこなう

4-1.【黒字倒産の回避方法❶】資産を資金化する

「手元資金がショートし、このままでは黒字倒産してしまいそう」という場合、持て余している資産があれば資金化することで手元資金を増やし、黒字倒産を回避することができます。

資産を資金化する方法の例
❶定期預金を崩して、資金化する
❷遊休資産(使っていない不動産や動産)を売却して、資金化する
❸貯蓄型の保険を解約して、資金化する
❹経営者の個人資産で補填する

このあと紹介する融資による資金調達は負債を増やしてしまう方法ですし、支払いのリスケは取引先の信用を失いかねません。そのため、まずは持て余している資産から資金化してキャッシュを作り出す方法がおすすめです。

4-2.【黒字倒産の回避方法❷】売掛債権を資金化する

黒字倒産を回避するために手元資金を増やす方法として、売掛債権を資金化する方法も有効です。

手数料はかかりますが、売り上げた代金を前倒して回収することができます。

売掛債権を資金化する方法には「手形割引」と「ファクタリング」の2つの方法があります。

内容手数料
手形割引受取手形を資金化する手段銀行の場合:2.0%~3.5%程度
手形割引専門業者の場合:2.5%~15%程度
ファクタリング請求書などの売掛債権を資金化する手段2者間ファクタリング:8%〜18%程度
3者間ファクタリング:2%〜9%程度

「黒字倒産に陥りそう」ということは、売上は立っている場合が多いはずです。

売掛債権を期日前に資金化することで手元のキャッシュを増やせば、黒字倒産を回避できます。

実務としては、手形決済よりも請求書払いを利用している企業が多いのではないでしょうか。

手元に支払期日前の請求書があるならば、ファクタリングを利用して、債権を資金化しましょう。

そうして資金化したキャッシュを、支払いや返済に当てることができます。

ファクタリングとは

ファクタリングは売掛債権をすぐに資金化できる手段なので、上手く活用することで資金繰りを大きく改善できる資金調達手法です。

何かあった時の対処方法として覚えておくと良いですよ。

ファクタリングについてさらに詳しく知りたい方は、「【図解】ファクタリングとは?仕組みや種類・注意点を簡単に解説!」の記事をぜひご覧ください。

4-3.【黒字倒産の回避方法❸】入金の前倒しを依頼する

資金ショートによる黒字倒産を回避するには、入金を前倒しする方法も有効です。
入金タイミングを早くすれば手元の資金が増え、その資金から支払いや返済を行うことができるからです。

会社の一大事であるならば、長年付き合いのある得意先なら応じてくれる可能性があります。

4-4.【黒字倒産の回避方法❹】返済や支払の期日を延ばしてもらう

資金が底をついてしまいそうで返済ができない場合や他社への支払いができない場合は、銀行や取引先にリスケを依頼する方法があります。
猶予をもらえれば黒字倒産を回避することができます。

ただし、銀行や取引先からの信用を失う可能性があるため、慎重に行いましょう。

①銀行に返済条件のリスケを依頼する

融資してもらった銀行への返済が苦しくなった場合に、返済計画を見直すことを「リスケ」といいます。
資金繰りが上手くいかない場合に検討する手段として一般的に使われているものです。

売上は上がっているものの未回収で一時的に資産がショートしているだけなら、返済のタイミングを遅らせてもらうことで黒字倒産を回避できます。

②取引先に支払期日の変更を依頼する

支払期日に資金がショートして取引先への支払いが難しい場合は、支払期日を延長してもらえないか相談してみるのも手です。手形なら「不渡り」を回避できます。

ただし銀行のリスケと同様、取引先からの信用が著しく低下する恐れがあるため慎重に行いましょう。また、与信管理に影響を与える可能性もあります。

4-5.【黒字倒産の回避方法❺】借り入れをおこなう

手元資金を増やすために借り入れを行い、黒字倒産を回避する方法もあります。
ただし、実際に融資してもらうまでには審査期間に数か月の時間がかかることが一般的です。

「黒字倒産しそう!」となった時にすぐに融資してくれるよう、日頃から銀行との信頼関係を築いておく必要があります。

もし銀行からの融資が難しい場合、ノンバンクを用いた融資を検討してみましょう。銀行よりも高金利ですが、黒字倒産の場合、返済の当てはあるはずですので、その場しのぎとして使う分には有用です。

5.黒字倒産しないために気を付けるべき4つの予防策

黒字倒産しないために気を付けるべき4つの予防策

4章では黒字倒産が間近に迫った時の回避方法を解説しました。

ここからは、黒字倒産しないように普段から気を付けるべき予防策についてお話します。

黒字倒産しないために気を付けるポイントは以下の4つです。

黒字倒産しないために気を付ける4つの予防策
❶資金繰りをしっかり管理しよう
❷入金サイトと支払サイトを見直そう
❸過剰在庫を持たないようにしよう
❹資金調達力を強化しよう

4つの予防策について、さらに詳しく解説していきます。

5-1.【黒字倒産の予防策❶】資金繰りをしっかり管理しよう

黒字倒産になってしまう多くの理由が、キャッシュフローの悪化にあります。

キャッシュフローを可視化して黒字倒産を避けるためには、「いつ」「いくらの」入金があるのか、「いつ」「いくら」の支払いがあるか、入出金状況をしっかり管理しましょう。

入出金状況の管理に便利なのが「資金繰り表」です。

資金繰り表

「どうやって作成するか分からない」という方は、日本政策金融公庫のサイトで資金繰り表のテンプレートを配布しているので、活用して作成してみましょう。

特に、「掛取引が多い」「支払サイトと入金サイトに大きなズレがある」業種や企業の場合、資金繰りの管理に細心の注意を払いましょう。

売掛金の回収遅延や回収不能が発生すると資金繰りが悪化するため、入金状況もこまめにチェックすることをおすすめします。

5-2.【黒字倒産の予防策❷】入金サイトと支払サイトを見直そう

キャッシュフローを良くするためには、「入金サイトは短く、支払サイトは長く」するのが理想です。

なぜならば、入金はできるだけ早く回収、そして支払いはできるだけ遅い方がキャッシュフローを管理しやすいからです。

<入金サイト・支払サイトとは?>

内容
入金サイト掛払いで商品を販売した場合などに、その代金が締日から何日後に入金されるか
 
例:月末締め翌月末入金➡入金サイトは30日
支払サイト掛払いで商品を購入した場合などに、締め日から何日後に支払うか
 
例:月末締め翌々月10日支払い➡支払サイトは40日

キャッシュフロー悪化による黒字倒産を避けるためには、いまよりも入金サイトを短くし、支払サイトを長くする方法が効果的です。

起業したばかりの企業の場合、信用力が低いために当初は不利な決済条件で取引を行うことがあります。

取引先との信頼関係ができてきた段階で、入金サイトや支払サイトの変更を相談してみると良いでしょう。

また、掛取引の中でも手形の支払サイトは長くなりがちです。そのため、入金の手段が手形の場合、入金までの期間が長くなることがあります。

こちらも、手形ではなく請求書払いなどに切り替えてもらえないか打診してみましょう。

5-3.【黒字倒産の予防策❸】過剰在庫を持たないようにしよう

3-3.【原因❸】過剰な在庫を抱えている」で解説した通り、過剰な在庫はキャッシュフローを悪化させ、資金を滞留させてしまいます。

眠っているだけでキャッシュを生まない在庫は、負担にしかなりません。在庫管理を適切に行い、在庫量をコントロールすることが重要です。

特に気を付けたいのが「余剰在庫」と「滞留在庫」です。

余剰在庫今後売れる見込みがあるものの売れ残っている在庫のこと。仕入れすぎると利益を圧迫します。
滞留在庫売れる見込みのない在庫のこと。消費期限を過ぎたもの、パッケージに損傷が見られるものなど。

余剰在庫はただちに問題とはなりませんが、仕入れすぎると利益を圧迫します。

需要を正しく把握して仕入れすぎないことはもちろん、需要があるうちに値下げセールを行ったり、アウトレットストアなどで売るなど在庫を減らす施策を行いましょう。

滞留在庫は、売れる見込みのない在庫のことで、そのまま抱えているのは負債でしかありません。

滞留在庫になりそうな商品は特に注意して在庫管理を行い、業者に買い取りを依頼するなどして在庫を減らしましょう。

5-4.【黒字倒産の予防策❹】資金調達力を強化しよう

手元資金がなくなってしまうと支払いや返済が滞り、黒字でも倒産してしまいます。

これに対応するためには、必要なタイミングで必要な資金を調達できる体制づくりが欠かせません。

資金調達力を高める方法
❶取引先金融機関と積極的に交流し、信頼性を高めておく
❷複数の金融機関と取引をしておき、資金調達先の選択肢を増やしておく
❸民間の金融機関だけでなく、日本政策金融公庫などの政府系金融機関とも取引をしておく (政府系金融機関の方がリスケに応じてくれやすい)

こうした対策を普段から講じておき、万が一黒字倒産に陥りそうな場合にキャッシュを調達できる仕組みを整えておきましょう。

まとめ

この記事では、黒字倒産とは何か?なぜ起こってしまうのか?を中心に、黒字倒産を回避する方法や予防策まで詳しく解説してきました。

黒字でも倒産する会社の割合は多く、キャッシュフローを常に気にしておくことの大切さが分かったのではないでしょうか。

黒字倒産しないために気を付ける4つの予防策
❶資金繰りをしっかり管理しよう
❷入金サイトと支払サイトを見直そう
❸過剰在庫を持たないようにしよう
❹資金調達力を強化しよう

今回の記事を読んで危機感を感じた方は、上記の4つの予防策をしっかりと講じて、黒字倒産しないための仕組みづくりを行ってみてください。

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監修者

株式会社ビートレーディング 編集部編集長

筑波大学大学院修士課程修了後、上場企業に勤務。不動産ファンドの運用・法務を担当した後、中小企業の事業再生や資金繰り支援を経験。その後弊社代表から直々の誘いを受け、株式会社ビートレーディングに入社。現在はマーケティング・法務・審査など会社の業務に幅広く携わる。

<保有資格>宅地建物取引士/貸金業務取扱主任者