「資金調達が今すぐ必要!入金されるまで1か月も待っていられない」
「担保や保証人は用意できないけれど、融資を受けたい」
と思ったことはありませんか?
オンライン融資を利用すると、担保や保証人が不要なケースも多く、最短で当日に審査結果出て入金がされます。
オンライン融資には、以下のような特徴があります。
・対面でのやり取りが不要で、申し込みから入金までオンラインで完結する ・申込者の会計データをもとに、AIが融資可否の判断を行う ・銀行融資と違い、必要書類も少なく審査時間も短い |
人の目を通さずにAIがデータを見て判断するため、担当者と面談をして申し込む銀行融資とは違い、すぐに融資可否の結果がわかるのです。
ほかにも、融資を申し込む際に必要書類が少ないなどメリットが多いですが、金利が高かったり、返済期間が短めに設定されていたりといったデメリットもあるので、良い点と悪い点についてしっかりと理解しておきましょう。
この記事では、以下について解説していきます。
・オンライン融資とは
・オンライン融資のメリットとデメリット
・オンライン融資をするべきかどうかの判断基準
・オンライン融資サービスの紹介
また、すでに借入があるなどで融資を受けられない場合に利用できる、ファクタリングについても記事後半でお伝えしていきます。
目次
1. オンライン融資とは
オンライン融資は、オンラインレンディングと呼ばれることもありますが、すべてパソコンやスマホなどを利用して、オンライン上で申し込みから入金まで完結します。
オンライン融資を利用したいと考えている方は、まずは以下について理解していきましょう。
・対面でのやり取りが不要で、申し込みから入金までオンラインで完結する ・申込者の会計データをもとに、AIが融資可否の判断を行う ・銀行融資と違い、必要書類も少なく審査時間も短い |
現在の状況でオンライン融資を利用すべきかどうか判断するためには、まずは概要を理解することが大切です。
以下で、オンライン融資の概要と銀行融資との違いについて解説していきます。
1-1. オンライン融資はAIが会計データを元に判断する
オンライン融資とは、対面での担当者とのやり取りなしに、オンライン上で申し込みから資金の入金まですべてが完結するサービスです。
オンライン融資はAIが審査をするため、以下のような特徴があります。
・申込者の会計データをもとに、融資可否の判断が一瞬で出来る ・人の目を通さないため、融資可否の判断基準が一定 ・24時間エラーなく稼働できるため、対応できる件数が多い |
AIが判断することで、スピーディーに融資の判断と実行が可能になったのがオンライン融資なのです。
1-2. オンライン融資と銀行融資の違い
オンライン融資と銀行融資の違いを表にまとめると、以下のようになります。
オンライン融資 | 銀行融資 | |
提出書類 | 少ない | 多い |
申込方法 | インターネット | 銀行窓口で対面 |
申込手続き | 約10分 | 約1時間 |
審査時間 | 1日~数日 | 事前審査と本審査合わせて約数週間~3か月 |
担保や保証人 | 不要なケースが多い | 必要なケースが多い |
銀行融資は多くの資料を提出し、申し込みから融資決定までに早くても数週間、長いと数か月程度の時間が必要です。
融資金額が多かったり条件が厳しい場合は、審査結果が出るまで長くかかる傾向があります。
それに対しオンライン融資では提出書類も少なく、インターネットで手続きが完結し、数日以内には審査が完了するのが大きな違いです。
オンライン融資では一般的に、担保や連帯保証人が不要なケースも多いです。
2. オンライン融資の5つのメリット
オンライン融資にはさまざまなメリットがありますが、主なものは以下の5点です。
・オンラインで手続きが完結する ・審査から入金までがスピーディー ・直近の状況で融資判断をしてもらえる ・準備する書類が少ない ・無担保・保証人不要の場合が多い |
以下で、ひとつずつ解説していきます。
2-1. オンラインで手続きが完結する
オンライン融資では、原則すべての手続きがパソコンやスマホを通じて行われます。
そのため、店舗に出向いて必要書類を提出したり、担当者と事業内容について説明したりする必要がありません。
すべてがオンラインで完結するため、契約書についても手渡しや郵送ではなく、電子契約書が導入されています。
ウェブ上で電子サインをして送信ボタンを押すだけなので、手間もかかりません。
忙しく、金融機関の営業時間内になかなか店舗に足を運べない人にとっては、大きなメリットになるでしょう。
2-2. 審査から入金までがスピーディー
融資までは時間がかかるイメージがあるかもしれませんが、オンライン融資では最短で当日に審査結果が出ます。
人間が審査を行う銀行融資とは異なり、オンライン融資では会計データなど日々の取引を元にAIが判断を行うため、短時間で融資の可否が判断できるのです。
口座への入金も即日〜数日以内に行われるため、急にお金が必要になった場合には大きなメリットと言えます。
2-3. 直近の状況で融資判断をしてもらえる
オンライン融資では、会計データや入出金履歴を元に融資可否が判断されるため、直近の売上状況を見て融資判断が行われます。
もちろん、過去何か月のデータまで参照するかどうかはオンライン融資サービスによって異なりますが、銀行融資のように決算書をもとに判断することはありません。
決算が良くない場合、次の決算まで1年間は銀行融資が難しくなると言われていますが、オンライン融資の場合は直近の状況を見てくれます。
そのため、
「決算後に状況が改善してきたので融資を受けたい」
と考えている場合には、オンライン融資の利用が便利でしょう。
2-4. 準備する資料が少ない
対面での銀行融資とは異なり、オンライン融資では銀行口座の入出金履歴、会計ソフトのデータなどを準備するだけで審査を受けられます。
一方、担当者と話をする形式の銀行融資では事業計画書を作成して提出したり、そのほかにも決算書や資金繰り表、登記簿謄本などの提出が求められます。
このように、オンライン融資では準備する資料が少なく手間や時間を取られることもないため、融資を受けたい人にとっては大きなメリットでしょう。
2-5. 無担保・保証人不要の場合が多い
通常、銀行融資では担保の提供や連帯保証人が必要となることが多いですが、オンライン融資では担保や保証人が不要のケースが多いです。
起業して間もないので担保が用意できない、あるいは保証人を引き受けてくれる人がいないなどの理由で融資を受けるのをためらっていた場合には、大きなメリットになると言えます。
・代表者保証 オンライン融資サービスによっては、連帯保証人の代わりに、代表者保証が必要になる場合もあります。 この場合は、返済ができなくなると、代表者個人が返済する必要があることを覚えておきましょう。 |
3. オンライン融資の5つのデメリット
オンライン融資にはメリットだけではなく、デメリットもあります。
・金利が高い ・売掛先銀行や会計ソフトによって利用サービスが限定される ・融資金額が少なく使途も制限されている ・返済期間が短め ・パートナーとして中長期の関係構築ができない |
以下で、ひとつずつ解説していきます。
3-1. 金利が高い
オンライン融資の金利は、従来の銀行融資と比べると金利が高い傾向があります。
サービスによっても異なりますが、オンライン融資の場合は金利3%〜15%ほどです。
日本政策金融公庫の場合は担保不要型の融資でも2%台であることを考えると、オンライン融資は金利が高いことがわかるでしょう。
返済期間にもよりますが、オンライン融資は銀行融資と比べると最終的な返済総額が高くなることも頭に入れておいてください。
3-2. 取引銀行や会計ソフトによって利用サービスが限定される
オンライン融資は、取引先の金融機関や利用している会計ソフトの種類によって、使えるサービスが限定されるデメリットがあります。
また、オンライン融資を利用するためには、会計ソフトや金融機関の口座利用が一定期間必要なことにも注意してください。
AIが直近の取引実績や入出金履歴を確認することで融資可否を判断するため、利用データがないと正確に判断できないからです。
オンライン融資サービスを利用したいと思っても、指定されている会計ソフトの使用期間が短い、あるいは指定の銀行口座を開設したばかりで取引履歴がないといった場合には注意しましょう。
3-3.融資金額が少なく使途も制限されている
銀行融資と比べると、オンライン融資は借りられる上限金額が低く、最高でも1,000万円の場合がほとんどです。
AIが短時間で融資判断を行うため、人が時間をかけて判断するのと異なり、安全上、小口融資になる傾向があるからです。
また、融資資金は運転資金に限られているサービスもあり、納税資金や設備投資などには使えない制限が設けられている場合もあります。
1,000万円を超える融資を受けたい場合や、指定されている使途以外で融資金を利用したい場合は、オンライン融資はデメリット面が大きいと言えるでしょう。
3-4. 返済期間が短め
オンライン融資では、返済期間が半年~1年程度と短めに設定されています。
そのため、長期を見据えた資金計画には不向きな借り方と言えるでしょう。
融資を受けてもすぐに返済しなくてはならないため、使い方によってはまたすぐに資金が足りなくなってしまうかもしれません。
たとえば、融資を受けてからすぐに売掛金が入金される予定がある場合など、一時的な対応策としてオンライン融資を利用するのであれば問題ないでしょう。
しかし、「とりあえず借りてから考えよう」という気持ちで利用すると、返済期間が短いことがデメリットになる可能性が高まるので注意してください。
3-5. パートナーとして中長期の関係構築ができない
オンライン融資は手軽に利用できますが、直近の売上などを元にAIが機械的に判断し短期間の契約となるため、金融機関とパートナーとしての関係構築をすることができません。
銀行融資の場合は担当者が付き、長期間にわたって融資を受け、返済をしていくことで信頼され、次回はより良い条件で融資を受けられるようになることが期待できます。
融資金額が増えたり、金利が下がったり、返済期間を長めに設定してもらったりという可能性が高まるのです。
しかし、オンライン融資ではAIが判断するため、そういった対応はありません。
金融機関と中長期の関係構築を望んでいる場合は、直近の状況のみで判断されるオンライン融資はデメリットになるでしょう。
4. オンライン融資をするべきかどうかの判断基準
オンライン融資をするべきかどうかの判断基準ですが、以下のような人におすすめです。
オンライン融資がおすすめな人とは? |
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・できるだけ早く融資してほしい ・中小企業や個人事業主 ・融資金額は最大1,000万円程度 |
4-1. できるだけ早く融資してほしい
「融資実行までに数か月も待っていられない」
という状態で、できるだけ早期に融資を希望する場合は、最短で即日入金のサービスもあるオンライン融資の利用をおすすめします。
銀行融資と比べて金利が高かったり、返済期間が短めに設定されているデメリットを差し引いても、「今すぐに融資を受けられる」メリットが上回るからです。
4-2. 中小企業や個人事業主
中小企業や個人事業主は、大企業のように手元資金に余裕がなく突発的な支払いに対応できないなど、急ぎで資金が必要になるケースが見られます。
そのため、スピーディーに対応してくれるオンライン融資はおすすめです。
また、一般的に中小企業や個人事業主は、金融機関とも長い付き合いがある大企業とは違い、信用を得るのが難しいため、融資可否の判断までに時間がかかるケースが多いのが実情です。
そのため、AIが会計データや銀行の入出金履歴を見て客観的に判断するオンライン融資はおすすめと言えます。
4-3. 融資金額は最大1,000万円程度
オンライン融資の場合、AIが提出されたデータをもとに融資金額を決定するため、安全性の観点からも、上限金額は1,000万円程度となっています。
そのため、必要な資金が1,000万円以下である場合は、オンライン融資の利用を考えても良いでしょう。
特に中小企業や個人事業主の場合、1,000万円の融資を受けられれば問題ないケースも多いでしょうから、積極的にオンライン融資の利用を検討したいところです。
5. オンライン融資を行っている4つのサービス
オンライン融資をするべきかの判断基準を理解したところで、ここからは実際にオンライン融資を行っている4つのサービスについてご紹介していきます。
オンライン融資サービス |
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・BizLENDING ・りそなビジネスローン ・LENDY ・オリックス |
それでは、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
5-1. BizLENDING
BizLENDINGは三菱UFJ銀行が、同行の口座を利用している法人向けに提供しているサービスです。
■特徴 ・多様な使途に利用可能 ・返済期間の設定が短い |
・多様な使途に利用可能
BizLENDINGでは、調達した資金を運転資金・納税資金・設備資金・賞与資金など様々な目的で利用できます。
ほかのサービスでは運転資金に限定されている場合も多いため、目的に応じて利用可能なのが特徴です。
・返済期間の設定が短い
BizLENDINGは、借入期間が分割返済の場合は6か月以内、期日一括返済の場合は3か月以内と短く設定されています。
他社のサービスでは12か月以内の設定が多いため、すぐに返済期間が来てしまうことに注意しましょう。
5-1-1. サービス内容
金利 | 15%未満 |
利用条件 | ・三菱UFJ銀行に、一定期間以上入出金履歴がある口座(普通預金・当座預金)を持っている ・会社形態が株式会社・合名会社・合資会社・合同会社・有限会社のいずれかに該当する ・三菱UFJ銀行に借入残高および借入極度がない |
融資限度額 | 50万円~1,000万円 |
借入期間 | ・分割返済の場合:6か月以内 ・一括返済の場合:3か月以内 |
資金使途 | 運転資金・納税資金・設備資金・賞与資金など |
担保・保証人 | 不要 |
5-1-2. BizLENDINGがおすすめな人とは
以下の条件に当てはまる場合、BizLENDINGの利用をおすすめします。
BizLENDINGがおすすめな人とは? |
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• 三菱UFJ銀行に口座があり、利用している中小企業 • 納税や設備、賞与のための資金が必要 |
5-2. りそなビジネスローン「Speed on!」
りそなビジネスローンの「Speed On!」は、りそな銀行が提供しているサービスです。
■特徴 ・金利が低め ・決算書の提出が必要 |
・金利が低め
「Speed On!」は金利が年1%〜9%と低めの設定になっています。
他の銀行系オンライン融資サービスでは15%程度の金利が課されることを考えると、かなり低めと言ってよいでしょう。
・決算書の提出が必要
「Speed On!」では、融資実行後1か月以内に決算書の提出が必要です。
そのため、決算書を準備する必要があります。
5-2-1. サービス内容
金利 | 年1%〜9% |
利用条件 | 【りそな銀行に口座がある場合】 ・預金取引をしている ・りそな銀行からの案内メールを受け取っている 【りそな銀行に口座がない場合】 【りそな銀行口座の有無に関わらず】 |
融資限度額 | 100万円~1,000万円 |
借入期間 | 1か月以上36か月以内 |
資金使途 | 事業資金 |
担保・保証人 | 不要 |
5-2-2. りそなビジネスローンがおすすめな人とは
以下の条件に当てはまる場合、りそなビジネスローンの利用をおすすめします。
りそなビジネスローンがおすすめな人とは? |
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•りそな銀行に口座があり、利用している •低めの金利で利用したい |
5-3. LENDY
LENDYは、2016年に設立されたLENDY株式会社が提供しているサービスです。
■特徴 ・資金使途が自由 ・多くのオンラインサービスを登録すると借入条件が良くなる可能性 ・法人は決算書の提出が必要 |
・資金使途が自由
LENDYは、融資を受けた資金について使用制限はなく、どんな目的で利用しても構いません。
他社サービスの多くは運転資金に限定されているなど制限があるため、ほかの目的で利用したい場合にはメリットとなるでしょう。
・多くのオンラインサービスを登録すると借入条件が良くなる可能性
金融機関や会計ソフトの情報はもちろん、Amazonや楽天などのECサイト、POSレジやクラウドソーシングサイトなど多くのサービスを登録することで、AIの審査精度が上がり、借入条件が良くなる可能性があります。
・法人は決算書の提出が必要
LENDYでは、個人事業主は不要ですが、法人は利用にあたり決算書の提出が必要となっています。
5-3-1. サービス内容
金利 | 年率8.0%~18.0% |
利用条件 | 業務系オンラインサービスを、LENDYアカウントに登録し、事業の状況に関するデータを提供すること ・連携対象サービス(2021年3月現在) (銀行):国内2,700以上のオンラインバンク(個人・法人) |
融資限度額 | 10万円~500万円 |
借入期間 | 12か月以内 |
資金使途 | 自由 |
担保・保証人 | 不要だが、法人の場合は代表者が連帯保証人となる |
5-3-2. LENDYがおすすめな人とは
以下の条件に当てはまる場合、LENDYの利用をおすすめします。
LENDYがおすすめな人とは? |
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• 複数のオンラインサービスを登録できる • 運転資金以外で融資金を利用したい |
5-4. オリックス
オリックスのオンライン融資サービスは、弥生会計のソフトを利用している法人と個人事業主を対象に提供されています。
■特徴 ・金利設定が1.8%~5.8%(法人) ・融資限度額が300万円と少なめ |
・金利設定が1.8%~5.8%
多くのオンライン融資サービスでは10%以上の高い金利となっていますが、オリックスのオンライン融資サービスでは、条件次第で低金利となる場合もあります。
個人事業主の場合は3.8%~14.8%となっています。
・個人事業主は融資限度額が300万円と少なめ
法人の場合は融資上限金額が1,000万円となっていますが、個人事業主の利用では300万円が上限金額として設定されています。
5-4-1. サービス内容
金利 | 法人:1.8%~5.8% 個人事業主:3.8%~14.8% |
利用条件 | ・法人または個人事業主(65万円の青色申告特別控除を受けている) ・「弥生会計」「弥生会計オンライン」「やよいの青色申告」「やよいの青色申告オンライン」のいずれかを利用中で、会計データ1期(12か月)分以上の連携が可能 |
融資限度額 | 法人:100万円~1,000万円 個人事業主:50万円~300万円 |
借入期間 | ・法人:5年 ・個人事業主:12か月 |
資金使途 | 運転資金や設備投資資金などの事業性資金に限る |
担保・保証人 | 不要 |
以下の条件に当てはまる場合、オリックスの利用をおすすめします。
オリックスがおすすめな人とは? |
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• 弥生会計のソフトを利用している • 借入期間が長いところを利用したい |
6. 信用情報に記録が残らないファクタリングもおすすめ
「どうしても今すぐに資金を調達したい」
「今後、融資を受けづらくなると困るから、信用情報に記録を残さずに資金を調達したい」
と考えている場合は、ファクタリングの活用もおすすめです。
ファクタリングがおすすめの理由は、大きく分けると以下の3つがあります。
・借金ではないので、信用情報に記録が残らない ・すでに借入ができない状態でも、売掛金があれば利用可能 ・申し込みから入金までは最短1日 |
6-1. 借金ではないので、信用情報に記録が残らない
ファクタリングは、企業が保有している売掛金をファクタリング会社へ売却することで資金化するため、借金ではなく信用情報に記録も残りません。
金融機関では、他社で借入がある場合は融資を受けられないことが多いですが、ファクタリングの場合は借金ではないため、金融機関での借入にも影響しないというメリットがあるのです。
6-2. すでに借入ができない状態でも、売掛金があれば利用可能
金融機関などですでに借入があり、新規で融資を受けられない場合でも、売掛金があればファクタリングの利用ができます。
企業が保有している売掛金をファクタリング会社へ売却して資金化するという仕組みのため、売掛金さえあれば問題ないのです。
建設業など、売掛金の入金まである程度の期間待たなくてはならない業種の場合には、すぐに資金化できるため特におすすめと言えます。
6-3. 申し込みから入金までは最短1日
ファクタリングは、申し込みから入金までが最短1日。
オンライン融資と同様、スピードを求める場合におすすめできる方法です。
上記のように、売掛金を売却して資金化するファクタリングは、手数料が高いというデメリットはありますが、それを上回るメリットがあります。
オンライン完結で利用できる「ファクタリング」の基礎知識についてはこちらをご覧ください。
急ぎで資金調達が必要という場合は、以下のようなファクタリング会社の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
資金調達でお困りならビートレーディングに一度ご相談ください
■特徴 ・最短2時間で審査、即日入金も可能 ・資料提出から最短30分以内に買取金額を提示 ・パソコンもしくはスマホからオンライン契約 ・用意する書類は通帳のコピーと売掛債権に関する資料(契約書・発注書・請求書など)のみ ビートレーディングは、建築業、食品業、アパレル小売業などで月間1,000件の豊富なファクタリング実績があります。 納税資金や仕入資金など、法人が抱える資金調達の問題解決が必要でしたら、ぜひお問い合わせください。 |
7. まとめ
本記事では、オンライン融資の特徴やメリット、デメリットなどについてお伝えしてきました。
まず、オンライン融資を利用したいと考えている方は、以下についての理解が必要です。
・対面でのやり取りが不要で、申し込みから入金までオンラインで完結する ・申込者の会計データをもとに、AIが融資可否の判断を行う ・銀行融資と違い、必要書類も少なく審査時間も短い |
◎オンライン融資のメリットには、主に以下の5つが挙げられます。
・オンラインで手続きが完結する ・審査から入金までがスピーディー ・直近の状況で融資判断をしてもらえる ・準備する書類が少ない ・無担保・保証人不要の場合が多い |
◎しかし、以下のようなデメリットも存在します。
・金利が高い ・取引銀行や会計ソフトによって利用サービスが限定される ・融資金額が少なく使途も制限されている ・返済期間が短め ・パートナーとして中長期の関係構築ができない |
◎メリットとデメリットを踏まえたうえで、オンライン融資の利用がお勧めなのは、以下に当てはまる場合です。
オンライン融資がおすすめな人とは? |
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• できるだけ早く融資してほしい • 中小企業や個人事業主 • 融資金額は最大1,000万円程度 |
また、実際にオンライン融資を行っているサービスを4つご紹介しました。
オンライン融資サービス |
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• BizLENDING • りそなビジネスローン • LENDY • オリックス |
オンライン融資は、借入をすることで信用情報に記録が残るため、今後の融資に影響が出る場合があります。
また、現在他社から借入があると、融資を断られることが多いです。
そのような場合、売掛金を売却して資金化するファクタリングの活用もおすすめです。
ファクタリングには、以下のような特徴があります。
・借金ではないので、信用情報に記録が残らない ・すでに借入ができない状態でも、売掛金があれば利用可能 ・申し込みから入金までは最短1日 |
このようにオンライン融資をはじめ、ファクタリングなどさまざまな資金調達方法があります。
現在の状況に基づいて、最善の方法で資金調達を行っていきましょう。
筑波大学大学院修士課程修了後、上場企業に勤務。不動産ファンドの運用・法務を担当した後、中小企業の事業再生や資金繰り支援を経験。その後弊社代表から直々の誘いを受け、株式会社ビートレーディングに入社。現在はマーケティング・法務・審査など会社の業務に幅広く携わる。
<保有資格>宅地建物取引士/貸金業務取扱主任者