ファクタリングは、中小企業におすすめの資金調達方法です。
通常は支払期日まで資金化(現金化)のできない売掛金を、期日前に資金化する方法として広く利用されています。
銀行融資の審査に通らなかった場合でも、ファクタリングなら即日資金調達できる可能性があるので、資金繰りに悩んでいる場合はファクタリングの利用を検討してみましょう。
本記事では、ファクタリングが中小企業の資金調達におすすめといえる理由を解説しています。
中小企業におすすめのファクタリング会社5選も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
中小企業の資金調達におすすめなファクタリングについて詳しくは「ファクタリングとは?」のコラムをご覧ください。
目次
1.ファクタリングが中小企業の資金調達におすすめの理由
ファクタリングが中小企業の資金調達におすすめといえる理由として、以下のようなことが挙げられます。
・審査に通過しやすい
・資金調達までの日数が短い
・オンラインでも利用できる
・売掛金が未回収になるリスクを軽減できる
・貸借対照表に影響しない
それぞれについて詳しく解説します。
1-1.審査に通過しやすい
ファクタリングの審査は、融資の審査とは異なります。
融資の場合、利用者の信用力や財務状況などが重視される傾向にあります。
そのため、信用力が低い企業や財務状況が悪化している企業は審査に通過できないでしょう。
しかし、資金繰りが苦しいときに資金調達できなければ、倒産の危機に陥る可能性があります。
一方、ファクタリングの審査では売掛先の信用力が重視されるため、売掛先に問題がなければ審査に通過しやすいという点がメリットです。
利用者の経営状況が悪化している、赤字経営になっているという場合でも、譲渡対象となる売掛金(売掛債権)が優良であれば、審査に通過する可能性があります。
そのため、融資の審査に落ちてしまった場合でも、ファクタリングなら資金調達方法として利用できるでしょう。
1-2.資金調達までの日数が短い
ファクタリングは融資と比較すると、スピーディーに資金調達できます。
融資の場合、審査に時間がかかるケースが多いですが、ファクタリングは審査期間が短いことが特徴です。
例えば、銀行融資の場合には審査に時間がかかるだけでなく、さまざまな手続きがあるため、申し込みから入金まで1か月程度かかるケースも少なくありません。
そのため、急いで資金調達したい場合には不向きです。
しかし、ファクタリングなら入金までの期間を短縮できます。
ファクタリングの申し込みから入金までは最短即日というところも多く、長くても数日程度でしょう。
ただし、3者間ファクタリングでは利用の際に売掛先から承諾を得なければいけないため、2者間ファクタリングよりは資金調達までの期間は長くなります。
ファクタリングで資金調達できるまでの日数について詳しくは「ファクタリングの入金日数はどれくらい?申し込みの流れを解説」の記事をご覧ください。
1-3.オンラインでも利用できる
ファクタリング会社の中には、オンラインで申し込みから入金までが完結するファクタリング会社もあります。
相談や契約の際に、ファクタリング会社に来社したり面談したりする必要がないため、最小限の手間と時間で資金調達できる可能性があることもファクタリングの大きなメリットです。
オンラインに対応しているファクタリング会社では、申し込みから入金まですべてのプロセスをオンライン上で完結できるため、スムーズに資金調達できるでしょう。
特に、2者間ファクタリングの場合、利用者(利用会社)とファクタリング会社の2者間で契約できるため、オンラインで完結できるサービスも多くあります。
急ぎで資金調達したい、来社する時間がないという場合にも利用しやすいでしょう。
また、ファクタリング会社が遠方にあっても気軽に利用しやすい点もメリットです。
1-4.売掛金が未回収になるリスクを軽減できる
ファクタリングは、原則として償還請求権のない契約(ノンリコース契約)です。
ノンリコース契約とは、売掛先が倒産するなど何らかの理由で売掛金が回収できなくなった場合でも、元の債権者であるファクタリング利用者に弁済義務が発生しない契約のことです。
つまり、何らかの事情で売掛金が未回収になっても利用者はファクタリング会社に売掛金を支払う義務がありません。
そのため、ファクタリングを利用することで売掛金が未回収になるリスクを軽減できるというメリットがあります。
ファクタリング会社としては償還請求権のある契約(ウィズリコース契約)のほうがリスクは低くなります。
しかし、ウィズリコース契約は融資に分類され、貸金業者の登録がないファクタリング会社が融資をすると貸金業法に抵触する恐れがあるため、ファクタリングではノンリコース契約が原則です。
ノンリコースについて詳しくは「ファクタリングのノンリコースを解説!ウィズリコースとの違いやメリット・デメリットを解説」の記事をご覧ください。
1-5.貸借対照表に影響しない
ファクタリングは借り入れではないため、ファクタリングを利用して資金調達しても負債が増えるわけではありません。
そのため、貸借対照表に影響しない点がメリットです。
また、オフバランス化を実現できる可能性もあります。
ファクタリングで調達した資金をもとにして借入金を返済することで、資産である売掛金と負債である借入金を両方減らすことが可能です。
これにより、貸借対照表に計上している資産と負債が減って貸借対照表のスリム化が実現できます。
オフバランス化を実現することで、企業価値の向上や収益性の向上などが見込めるでしょう。
近い将来、融資を受けたいと考えている場合は、ファクタリングを利用することで融資の審査に良い影響を及ぼす可能性もあります。
ファクタリングでのオフバランス化について詳しくは「ファクタリングによるオフバランス化の要件・仕組みを解説!メリット・注意点とは」の記事をご覧ください。
2.中小企業がファクタリングの利用を検討すべきタイミング
中小企業がファクタリングの利用を検討すべきタイミングは、以下のとおりです。
・銀行融資の審査に通らない
・株式発行での資金調達が難しい
・売掛金の支払いサイトが長い
・資金不足に陥っている
このようなタイミングに該当する場合は、ファクタリングの利用を検討すると良いでしょう。
それぞれについて解説します。
2-1.銀行融資の審査に通らない
銀行融資の審査に通らなかったときは、ファクタリングの利用を検討するタイミングといえます。
銀行融資の場合、利用者(利用会社)の信用力や経営状況などが審査に大きな影響を及ぼします。
したがって大企業に比べると、中小企業は銀行融資の審査に通りにくいといえるでしょう。
特に、開業したばかりの企業や経営状況が悪化している企業の場合には、銀行融資の審査に申し込んでも審査に落ちてしまう可能性が高いのが実情です。
しかし、ファクタリングの場合には利用者の信用力よりも、売掛先の信用力が重視されます。
開業したばかりで実績があまりない、赤字経営になっているという場合でも、売掛先の信用力が高ければファクタリングの審査に通る可能性があるため、中小企業でも資金調達しやすいのがメリットです。
2-2.株式発行での資金調達が難しい
株式発行での資金調達(エクイティファイナンス)が難しい場合も、ファクタリングで資金調達を行うことができます。
上場企業の場合には、株式発行による資金調達が可能です。
株式を発行することで、不特定多数の投資家から出資を募れるため、多額の資金が調達できます。
しかし、上場していない中小企業の場合には株式を発行しても不特定多数の投資家から出資してもらえるわけではありません。
役員や知人など特定の個人から出資を募っても、上場企業のように多額の資金を集めるのは難しいでしょう。
つまり、上場していない中小企業の場合、株式発行以外の資金調達方法を検討する必要があります。
このような場合に保有している売掛金を活用して資金調達するファクタリングは適した資金調達方法です。
エクイティファイナンスについて詳しくは「エクイティファイナンスとは?デットファイナンスとの違いやメリット・デメリットをわかりやすく解説」の記事をご覧ください。
2-3.売掛金の支払いサイトが長い
支払いサイトとは、掛け取引をした際に締め日から売掛金が入金されるまでの期間を指します。
例えば、「15日締め翌月15日支払い」という場合は、支払いサイトは30日となります。
支払いサイトを短くしたい場合には、売掛先との交渉が必要になりますが、交渉を持ちかけるのが難しい、交渉しても上手くいかないというケースもあるでしょう。
売掛金の支払いサイトが長いと、売上が発生していても手元に資金がない状態が長く続きます。
そのため、売上があっても仕入れ代金の支払いや人件費などに充てられず、資金繰りが厳しくなるケースも珍しくありません。
ファクタリングを利用することで、支払期日よりも前に売掛金を資金化(現金化)することができ、支払いサイトの短縮を実現できます。
早期に資金化できるため、手元資金が増え、資金繰りの改善に役立ちます。
支払いサイトについて詳しくは「支払いサイトとは?120日サイトの売掛金をファクタリングする場合の注意点」の記事をご覧ください。
2-4.資金不足に陥っている
開業したばかりの企業は売上が安定しにくく、事業が軌道に乗るまでには時間がかかります。
軌道に乗るまでの運転資金は、融資や自己資金でまかなうケースも少なくないでしょう。
しかし、開業したばかりの中小企業だと融資の審査に通らない可能性もあります。
また、前述したように掛け取引の場合には売上はあるのに手元に資金がないという期間が発生します。
そのため、十分な資金を用意しておかなければ資金繰りが悪化して、事業の継続に悪影響を及ぼす可能性もあるでしょう。
ファクタリングを利用すれば、資金が必要なタイミングで、早期に資金を確保することが可能です。
そのため、資金不足になった場合の資金調達方法として利用しやすいでしょう。
3.ファクタリングの利用を検討する際の注意点
ファクタリングは中小企業の資金調達に有効ですが、注意すべき点もあります。
手数料がかかることや、契約内容によっては売掛先にファクタリングの利用について承諾を得る必要があるなど利用前に注意点を理解しておくことが必要です。
以下では、ファクタリング利用の際に知っておきたい注意点を解説します。
3-1.売掛金から手数料が差し引かれる
ファクタリングを利用すると、売掛金の額面から一定の手数料が差し引かれた金額が入金となります。
売掛金の全額を受け取れるわけではなく、利用方法によっては損失が出てしまうため気をつけなければなりません。
ファクタリングの利用を決める前に、まずは手数料がいくらかかるのかを確認する必要があるでしょう。
手数料の相場は契約形態によって異なります。
利用者(利用会社)とファクタリング会社の2者で契約を締結する2者間ファクタリングでは8%~18%程度、売掛先も含めて3者間で契約を締結する3者間ファクタリングでは2%~9%程度が相場です。
また、手数料はファクタリング会社によっても異なります。
コストを抑えるためにはなるべく手数料の安いファクタリング会社を選ぶと良いでしょう。
3-2.売掛先との関係に影響する可能性がある
3者間ファクタリングを利用すると、売掛先にファクタリングを利用する承諾を得る必要があるため、その後の取引に影響することが懸念されます。
状況によっては、売掛先に「資金繰りに困窮しているのではないか」と思われることもあるでしょう。
経営や資金繰りの悪化を疑われた結果、売掛先から取引の縮小や停止といった措置をされる可能性はゼロではありません。
しかし3者間ファクタリングは2者間ファクタリングに比べ低手数料で利用でき、設備投資等でファクタリングを利用したい場合は売掛先にもメリットがあるため、売却する売掛金は売掛先との関係性も考慮して売却しましょう。
4.中小企業がファクタリング会社を選ぶ際のポイント
中小企業がファクタリング会社を選ぶ際に、意識したいポイントは以下のとおりです。
・審査基準
・資金調達までの日数
・少額買取
・手数料
・オンライン・対面
ここでは、ファクタリング会社選びのポイントを詳しく解説します。
4-1.審査基準
審査基準はファクタリング会社によって異なります。
手数料が低く設定されているファクタリング会社であっても、審査基準が厳しいと利用できない可能性もあります。
申し込んでも利用できないのでは意味がないため、事前に審査基準や方法などを確認しておくことが大切です。
また、審査の際に重視するポイントや審査の柔軟性はファクタリング会社によって異なるため、同じ売掛金でも買取できる会社と買取できない会社があります。
そのため、まずは一度見積りを取ってみましょう。
無料見積りを行っているファクタリング会社も多いため、見積りを依頼して買取が可能かどうか、買取金額はいくらになるかなどを確認しておくことがポイントです。
4-2.資金調達までの日数
資金調達までにかかる日数も、ファクタリング会社によって異なります。
仕入れ代金の支払いや人件費などを確保するために、なるべく早く資金調達したい場合には、即日入金が可能なファクタリング会社を選ぶことがおすすめです。
また、審査に必要な書類についても確認しておきましょう。
審査書類が多い場合は、書類の取得までに時間がかかる可能性があります。
そのため、あらかじめ必要な審査書類を確認して準備しておくことも大切です。
一般的に、審査に必要な書類が少ないファクタリング会社のほうが、手続きはスムーズに進みます。
手続きをスムーズに進めたい場合は、必要書類が少ないファクタリング会社を選ぶのも1つの方法です。
必要書類や少ない書類で利用できるファクタリングのメリットは「少ない書類で利用できるおすすめのファクタリング会社はどこ?メリット・デメリットを解説」の記事をご覧ください。
4-3.少額買取
少額買取に対応しているかどうかも確認しておきたいポイントです。
ファクタリング会社によって、買取可能額の下限が設定されているケースも少なくありません。
中小企業の場合、少額な掛け取引を行う場合もあるでしょう。
少額な売掛金には対応していないファクタリング会社もあるため、利用する前に買取可能額の下限と上限を確認しておくことが大切です。
法人向けのファクタリング会社の場合、買取可能額の下限が高くなっていることもあるため事前に確認しましょう。
個人事業主やフリーランスなどにも対応しているファクタリング会社であれば、下限が低く設定されているところも多いです。
少額の売掛金を資金化(現金化)したい場合には、少額買取に対応しているファクタリング会社を選ぶと良いでしょう。
4-4.手数料
ファクタリングで売掛金を資金化(現金化)するには、手数料がかかります。
売掛金の額面から一定の手数料が差し引かれて入金されるため、売掛金の額面すべてが振り込まれるわけではありません。
手数料が高額な場合には差し引かれる金額が大きくなり、資金調達できる金額が少なくなってしまいます。
そのため、できるだけ手数料が低いところを選んだほうが良いでしょう。
手数料は売掛金の額面や取引実績などさまざまな要素によって変動します。
実際に見積りを取ってみないと具体的な手数料が分からないケースが多いため、まずは見積りを取って手数料がどの程度なのか確認しましょう。
複数社に見積りを取り、手数料を比較することも大切です。
4-5.オンライン・対面
ファクタリング会社によって、契約方法も異なります。
オンラインで申し込みから契約、入金まで完結できるところもあります。
ファクタリング会社が遠方にあって来社が難しい、事業が忙しくて窓口で手続きする時間がない場合などは、オンライン対応のファクタリング会社が利用しやすいでしょう。
一方、完全オンラインのファクタリングサービスの場合、対面での相談や契約はできないため注意が必要です。
担当者に実際に会って利用するかどうか決めたい、初めての利用で不安があるなどという場合には、対面での相談に対応しているところを選びましょう。
特に、初めてファクタリングを利用する場合には、直接担当者と話したほうが不安や疑問点を解消しやすく、安心感があります。
5.ファクタリング会社を選ぶ際に確認すべきこと
中小企業がファクタリングを利用するにあたり、確認すべきポイントは以下のとおりです。
・償還請求権なしの契約になっているか
・悪徳業者ではないか
・手数料が相場の範囲内か
ここでは、各ポイントについて見ていきましょう。
5-1.償還請求権なしの契約になっているか
ファクタリングの契約を結ぶ際は、契約書に償還請求権なしと記載されていることを確認する必要があります。
前述のとおり、ファクタリングは原則として償還請求権なしの「ノンリコース契約」です。
償還請求権ありの契約になっている場合は、ファクタリングではなく貸し付けの可能性が高いでしょう。
ファクタリングでは優良業者も多いものの、悪徳業者がファクタリングを装って貸し付けを行っているケースも見られます。
悪徳業者との契約を避けるため、契約書を必ず確認しましょう。
5-2.悪徳業者ではないか
ファクタリング会社を選ぶ際には、実際に存在している会社かどうかを確認しましょう。
ホームページに住所や連絡先が記載されているか、代表者の氏名などをチェックすることが大切です。
所在地や連絡先などが記載されていない場合には悪徳業者の可能性もあるため、避けたほうが無難でしょう。
また、審査なしで契約可能としているファクタリング会社にも注意が必要です。
今なら審査なしなどと急いで契約させて、後から高額な手数料を請求する手口もあります。
また、契約段階で理由を付けて手数料を上乗せするケースもあるようです。
ファクタリング会社を選ぶ際には、インターネットなどで評判や口コミを確認しておくと良いでしょう。
5-3.手数料は相場の範囲内か
ファクタリングは貸し付けではないため、ファクタリングの手数料は貸金業法や利息制限法は適用されず、ファクタリング会社が独自に設定しています。
そのため、手数料の相場と比較して高額な手数料が設定されていないかどうかを確認しましょう。
相場よりも高い手数料を設定している場合は、悪徳業者の可能性もあります。
2者間ファクタリングの手数料の相場は8%~18%程度、3者間ファクタリングは2%~9%程度が相場とされています。
複数社から見積りを取って手数料の相場を把握することもおすすめです。
また、実際に契約する際に見積書にはなかった手数料以外の費用や、ファクタリングには必要ない手付金などを請求してくる場合もあるため注意しましょう。
不審な点がある場合には契約しないことが大切です。
6.中小企業におすすめのファクタリング会社5選
沢山のファクタリング会社の中で、どのファクタリング会社が優良なのか、利用しやすいのか分からないという方も多いでしょう。
ここでは、中小企業におすすめのファクタリング会社を5社紹介します。
ぜひ参考にしてください。
6-1.ビートレーディング
ビートレーディングは、実績豊富でオンライン完結も可能な買取可能金額に制限がないファクタリング会社です。
買取金額の下限・上限ともにないため、少額の売掛金債権から大口の売掛金まで幅広く対応できます。
また、入金までの期間は最短2時間とスピーディーに資金調達できる点も特徴です。
必要書類は、売掛金の請求書と通帳コピーの2点のみで、書類を揃える手間もかかりません。
来社や訪問といった対面での契約だけでなく、オンラインでの契約も可能です。
取引の種類 | 2者間ファクタリング 3者間ファクタリング |
買取可能金額 | 下限・上限なし |
手数料の目安 | 2者間:4%~12%程度 3者間:2%~9%程度 |
入金までの期間 | 最短2時間 |
必要書類 | 売掛金の請求書 通帳コピー |
契約方法 | オンライン・来社・訪問 |
所在地 | 東京都港区芝大門一丁目2-18 野依ビル3階・4階 |
6-2.日本中小企業金融サポート機構
日本中小企業金融サポート機構は、ファクタリングを中心に中小企業・個人事業主の資金調達のサポートを行っているファクタリング会社です。
財務局認定の機関で経営全般に関する相談も受け付けているため、ファクタリング以外の相談もしたいという場合にも良いでしょう。
また、買取可能金額に制限がないため、中小企業でも利用しやすくなっています。
手数料も1.5%~と低めに設定されているため、できるだけ費用を抑えてファクタリングを利用したという方にもおすすめです。
取引の種類 | 2者間ファクタリング 3者間ファクタリング |
買取可能金額 | 下限・上限なし |
手数料の目安 | 1.5%~ |
入金までの期間 | 最短3時間 |
必要書類 | 売掛金に関する資料 通帳コピー |
契約方法 | オンライン・来社・訪問 |
所在地 | 東京都港区芝公園一丁目3-5 ACN芝公園ビル2階 |
6-3.GMO BtoB 早払い
GMO BtoB 早払いは、大口での契約を考えている方に向いているファクタリング会社です。
買取可能金額が継続利用なら100万円から、都度利用なら300万円からと高めに設定されているため少額の利用には不向きです。
しかし、上限が1億円になっているため、大口の売掛金を買い取ってもらいたい場合には良いでしょう。
手数料も低めに設定されています。
ただし、入金までの期間は最短で2営業日と他のファクタリング会社よりは長めです。
取引の種類 | 2者間ファクタリング 3者間ファクタリング |
買取可能金額 | 100万円~1億円 |
手数料の目安 | 1%~ |
入金までの期間 | 最短2営業日 |
必要書類 | 決算書 審査依頼書 証憑類(債権の請求書など) |
契約方法 | 対面・オンライン |
所在地 | 東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス(総合受付15階) |
6-4.QuQuMo
QuQuMoは、オンライン完結型のファクタリング会社です。
申し込みから契約、入金まですべてオンラインで完結するため、来社や面談の必要がなくスピーディーに資金調達できます。
必要書類も請求書と入出金明細の2点のみ、入金までの期間は最短2時間となっており、急いで資金調達したい場合に利用しやすいでしょう。
また、買取可能金額は設定されていないため、少額の売掛金でも買い取ってもらえます。
取引の種類 | 2者間ファクタリング |
買取可能金額 | 下限・上限なし |
手数料の目安 | 1%~ |
入金までの期間 | 最短2時間 |
必要書類 | 入出金明細 請求書 |
契約方法 | オンライン |
所在地 | 東京都豊島区南池袋2-13-10 南池袋山本ビル3階 |
6-5.OLTA
OLTAは、完全オンライン型のファクタリング会社です。
手続きはすべてオンラインで完結するため、手間がかかりません。
また、手数料の上限が9%と低めに設定されており、費用を抑えながらファクタリングを利用できます。
買取可能金額は設定されていないため、少額~高額の売掛金まで幅広く対応してもらえます。
入金までの期間も最短即日となっているので、すぐに資金化(現金化)したい場合に利用しやすいでしょう。
取引の種類 | 2者間ファクタリング |
買取可能金額 | 下限・上限なし |
手数料の目安 | 2%~9% |
入金までの期間 | 最短即日 |
必要書類 | 決算書 入出金明細 請求書 |
契約方法 | オンライン |
所在地 | 東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル 4F |
7.まとめ
中小企業は大企業と比較すると、銀行融資の審査に通りにくく、資金繰りが安定しない場合が多いでしょう。
ファクタリングは、開業したばかりや経営状況が厳しくても資金調達しやすい方法のため、中小企業にもおすすめの資金調達方法です。
融資の審査に通らない場合や売掛金はあるものの手元の資金がなく、資金繰りが苦しいといった場合はファクタリングの利用を検討しましょう。
またファクタリング会社を選ぶ際には、優良な会社かどうかを見極める必要があります。
ファクタリングを選ぶ際は今回解説したファクタリング会社を選ぶポイントを押さえて、必ず複数社見積りを取り、契約書を確認しましょう。
ビートレーディングは、Webフォーム・電話・メール・LINEでの無料見積りが可能です。
審査に必要な書類はたったの2点で最短2時間で資金調達が可能です。
ファクタリング利用を検討されている方はぜひご相談ください。
筑波大学大学院修士課程修了後、上場企業に勤務。不動産ファンドの運用・法務を担当した後、中小企業の事業再生や資金繰り支援を経験。その後弊社代表から直々の誘いを受け、株式会社ビートレーディングに入社。現在はマーケティング・法務・審査など会社の業務に幅広く携わる。
<保有資格>宅地建物取引士/貸金業務取扱主任者