ファクタリングは合法的な資金調達手段であり、違法ではありません。
ただし、正規のファクタリングに法的な問題はないものの、なかにはファクタリングを謳った悪徳業者も存在していたり、利用方法によっては違法と見なされるケースもあるため、注意が必要です。
そのため、ファクタリングに関連した問題を耳にして、心配している経営者の方もいるでしょう。
「やばいファクタリング会社」を避けるには、どのように安全な業者を選べばよいのでしょうか。
また、違法になるケースや利用する際に注意するポイントはあるのでしょうか。
この記事では、ファクタリングがやばいといわれる理由とやばいファクタリング会社による被害事例、悪徳業者の見分け方、安全に利用できるファクタリング会社の特徴などご紹介します。
ファクタリングに違法性がない理由や仕組みについては「ファクタリングとは」のコラムをご覧ください。
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目次
1.ファクタリングがやばいと言われてしまう理由

ファクタリング自体に法的な問題はありません。
では、なぜ「ファクタリングがやばい」という印象を持つ人がいるのでしょうか。
まずはファクタリングがやばいと言われてしまう理由を確認してみましょう。
1-1.やばいと言われる理由1:免許・登録なしで営業できるため
通常、業者が資金の貸付けをするためには貸金業の登録が必要です。
しかし、ファクタリングは貸付けではないため、事業者は免許・登録なしでファクタリングサービスを提供できます。
つまりファクタリングビジネスは誰でも気軽にスタートしやすいことから、実際にさまざまな業者が参入しているのです。
通常であればファクタリングに違法性はなく、利用者は各業者を比較して、自分にとって条件の良い業者から資金調達を受けられます。
しかし、中にはファクタリングを装って、高額な利息で貸付けをする闇金業者や貸金業の登録のない業者が、ファクタリングと謳って貸付けに該当する契約を行っており、その悪質性や違法性が問題になっています。
1-2.やばいと言われる理由2:法律が整備されていないため
貸金業者であれば、貸金業法、利息制限法、出資法などを遵守する必要があります。
しかし、ファクタリングを規制する法律はなく、ときに悪質なサービスを提供する業者の存在が問題となっているのです。
法的な規制がないため、利用可能額や手数料などの条件はファクタリング会社が自由に設定できます。
中には、高額な手数料を設定したり、厳しい取り立てをしたりする業者が存在するため注意が必要です。
高額な手数料が発生すると、かえって資金繰りが厳しくなり、経営破綻してしまうおそれもあるでしょう。
ファクタリングを利用する際は、優良業者の条件をいくつか比較し、手数料や買取可能額など自社の希望にあった業者を選ぶことも大切です。
ファクタリングと貸金業の違い・法規制について詳しくは、「ファクタリングの取り立ては厳しい?法規制が適用されないケースとは」の記事をご覧ください。
1-3.やばいと言われる理由3:悪徳業者・違法業者による詐欺が横行しているため
ファクタリングを装い高額な手数料を請求する偽装ファクタリングも問題となっています。
いわゆるファクタリング詐欺です。
偽装ファクタリングを利用してしまい、利用者(利用会社)が多額の金銭被害を受けるケースも実際に存在しています。
また、偽装ファクタリングでは、売掛金(売掛債権)の未回収リスクを利用者(利用会社)が負担する契約になっていることがあります。
つまり、償還請求権ありの契約になっているケースです。
ファクタリングは償還請求権のない契約が主軸であり、償還請求権ありの契約ではファクタリングではなく融資契約になっているケースが少なくありません。
貸付けと判断され、ファクタリング会社が刑事告訴されたケースもあります。
こういった悪徳業者・違法業者の存在がファクタリング問題を引き起こしているといえます。
悪徳なファクタリング会社の判例について詳しくは「ファクタリングは刑事告訴される?詐欺に関わらないためのポイントとは」の記事をご覧ください。
1-4.やばいと言われる理由4:売掛先との今後の取引に影響が出るリスクがあるため
ファクタリングの利用方法によっては、売掛先との今後の取引に影響が出るリスクがあるため、やばいと言われている可能性もあります。
ファクタリングには2者間ファクタリングと3者間ファクタリングがあり、3者間ファクタリングは利用の際、売掛先の承諾を必要とするため、経営状況に関して売掛先に不安を覚えさせてしまう可能性があります。
2者間ファクタリングはファクタリング会社と利用者(利用会社)の2者で結ばれる契約のため、売掛先の承諾が不要になります。
ファクタリングの承諾を得ることで売掛先との今後の取引に不安がある場合でも、2者間ファクタリングは利用しやすい方法なのです。
しかし、支払期日に回収した売掛金(売掛債権)をファクタリング会社へ送金する必要があり、送金が遅れたり、送金できなかったりした場合、売掛先へ債権譲渡通知書を送付されてしまうリスクがあります。
2者間ファクタリングを利用した後は、計画的に資金繰りを行うことが重要です。
1-5.やばいと言われる理由5:利用方法によっては経営を圧迫するおそれがあるため
ファクタリングは、上手に活用することで売掛金(売掛債権)を早期に現金化(資金化)することが可能です。
これにより、会社は支払期日を待たずに資金を確保できます。
ただし、ファクタリングを利用すると手数料が発生します。
売掛金(売掛債権)から手数料が差し引かれるので、その分だけ会社のお金が目減りする点に注意が必要です。
こうした事情から、無計画に利用を繰り返すタイミングを見誤ると経営を圧迫するおそれがあります。
1-6.やばいと言われる理由6:貸金業と誤解されるケースがあり、金融庁が注意喚起しているため
金融庁では、違法な金融業者の利用を避けるよう消費者への注意喚起を行っています。
ここでいう違法な金融業者とは、ヤミ金融業者などの無登録の悪質業者のことです。
前述した通り、そもそもファクタリングは貸金業ではありません。
しかし、人によっては貸金業と誤解してしまい、注意喚起を受けてネガティブなイメージを持ってしまうことがあるでしょう。
1-7.やばいといわれる理由7:ファクタリングの利用者側が問題を起こすことがある
ファクタリングの利用者側が、詐欺や横領などの問題を起こすこともあります。
2者間ファクタリングでは売掛先へファクタリングを利用する承諾を得る必要はありません。
そのため、架空債権をファクタリング会社へ譲渡して金銭をだまし取る詐欺が懸念されます。
また、ファクタリングの利用者側が売掛先から売掛金(売掛債権)を回収した後に、ファクタリング会社へ資金を引き渡さずに、別の用途に使ってしまうケースもあります。
これは横領事件に該当します。
詐欺や横領が発覚した場合は損害賠償請求の対象です。
悪質な場合は刑法に触れるおそれもあります。
問題が大きくなれば、取引先との関係悪化は免れず、通常どおりの営業が続けられなくなる可能性もあるでしょう。
2.ファクタリング自体に法的な問題はない

「ファクタリングには法的な問題があるのではないか」
「ファクタリングはやばい」
と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、ファクタリングには全く違法性はありません。
ファクタリングのような売掛金(売掛債権)を活用した資金調達は、経済産業省も推奨している資金調達方法の1つです。
ここでは、ファクタリングがやばいサービスではない、法的な問題がないといえる根拠を解説します。
経済産業省がファクタリングを推奨する理由について詳しくは「ファクタリングは経済産業省に推奨されている?理由や法改正の内容を解説」の記事をご覧ください。
2-1.ファクタリングはやばい手法ではない
ファクタリングは法的に認められており、即日で資金調達可能・赤字の企業でも利用可能などメリットの多い資金調達方法ですが、一部の悪徳なファクタリング会社や利用者の影響で「ファクタリングはやばい」というファクタリングに対する悪いイメージを与えてしまっています。
実際に、ファクタリングを装って貸金業を行っている悪徳なファクタリング会社は存在し、過去には悪徳なファクタリング会社が摘発されるような事例もありました。
優良なファクタリング会社を選べば安心して利用できる便利な資金調達方法なので、やばい業者や悪徳な違法会社を選ばないように注意しましょう。
ファクタリングのメリット・デメリットについて詳しくは「ファクタリングのメリット・デメリットとは?適したケースや注意点も解説」の記事をご覧ください。
2-2.ファクタリングは違法ではない
ファクタリングに違法性はありませんが、ファクタリング会社や契約内容によっては、ファクタリングではなく貸金に該当し、貸金業法に違反する場合があります。
例えばファクタリングは償還請求権がないことが一般的ですが、償還請求権ありの契約の場合は貸金に該当するため、貸金業者登録が必要です。
また分割払いを可能としている場合、ファクタリングではなく貸付となるため、貸金業者登録していない業者が行うことは貸金業法違反となります。
ファクタリングは違法ではないことを理解したうえで、会社選びの際に悪徳業者を見分けられるようにしましょう。
違法ではない法的根拠など詳しくは「ファクタリングは違法ではない!安全性の法律的根拠と違法業者を解説!」の記事をご覧ください。
3.悪質でやばいファクタリング会社は存在する

ここまでお伝えしたように、ファクタリングは資金調達する方法として幅広く利用されており、それ自体は何ら違法なものではありません。
しかし、なかには悪質でやばいファクタリング会社が存在し、問題となっています。
悪徳業者は巧妙な手口でファクタリング会社であるかのように見せかけます。
違法な契約を結ばせる「偽装ファクタリング」や、高い手数料を請求する「闇金」などがあるため、金融庁が注意喚起をしています。
また、個人向けの「給与ファクタリング」というサービスも存在しています。
「給与ファクタリング」は貸付けにあたるため、貸金業の登録が必要です。
しかし、登録を受けていない業者が「給与ファクタリング」と称して、違法な貸付けを行う事例も確認されています。
こうしたファクタリング問題は社会問題となっており、ファクタリングの利用を検討する際は十分注意する必要があるでしょう。
闇金のファクタリング会社の特徴や事例について詳しくは「【事例あり】ファクタリング会社は闇金?違法なサービスを見極めるコツとは」の記事をご覧ください。
また、現在利用しているファクタリングサービスが不安であれば、ファクタリングの乗り換えを検討しましょう。
ファクタリングの乗り換えについて詳しくは「他社利用中でもファクタリング会社の乗り換えは可能!メリットと注意点・選び方を解説」の記事をご覧ください。
4.やばいファクタリング会社の主な被害事例

ファクタリングを謳った悪徳業者を利用してしまうと、以下のような被害が懸念されます。
・実際にはファクタリングではなく貸金契約となり、予期せぬ債務を負ってしまう
・違法な取り立て行為を受ける
・法外な手数料により、経営状況がさらに悪化する
被害を避けるためにも、ファクタリング業界で具体的にどのような事例が発生しているのか、把握しておきましょう。
4-1.ファクタリング会社を装った闇金業者(偽装ファクタリング)の事例
表向きではファクタリング会社を名乗りながら、実態として闇金業者が運営元だった事例が複数発生しています。
このように、ファクタリング会社を装って利用者を騙す手口は、「偽装ファクタリング」と呼ばれています。
なかには、契約時にファクタリングであるかのように見えて、貸付けに該当する条件が設定されるケースも存在し、高額な負債を背負うことになる可能性もあります。
金融庁の注意喚起においても、ファクタリングを装って貸付けを行う事案が実在するとされており、注意が必要です。
4-2.違法な取り立てが行われた事例
誤って偽装ファクタリングや闇金を利用してしまった結果、違法な取り立て行為が行われる事例も報告されています。
悪徳業者は、債権を強制的に回収するために、法外な方法で取り立てを行うことが少なくありません。
「1日に数百件もの電話がかかってくる」「深夜や早朝に自宅を訪問される」「大声で怒鳴って威圧される」といった違法な要求が続く可能性もあるでしょう。
偽装ファクタリングや闇金の利用にはこうしたリスクが存在します。
4-3.高額な手数料を請求された事例
一般的なファクタリング手数料の範囲を著しく超えた、高額な手数料を請求された事例も発生しています。
ファクタリングでは通常手数料が発生しますが、悪徳業者の場合は手数料の金額が相場を超えて非常に高く設定されます。
高額な手数料の支払いによって、却って資金繰りが悪化するおそれもあるでしょう。
ファクタリングの手数料が適正であるか、事前に十分な確認が必要です。
4-4.貸金業登録を受けていない闇金業者による給与ファクタリングの事例
貸金業登録を受けていない闇金業者が、給与ファクタリングを装う事例も多く発生しており、注意が必要です。
そもそも給与ファクタリングは、一般的なファクタリングとはまったく異なるサービスです。
給与ファクタリングは労働者を対象にした金融サービスで、手数料を支払うことで給料日前に現金化(資金化)する仕組みとなっています。
一般的なファクタリングが免許・登録なしで営業できるのに対して、給与ファクタリングは貸金業の登録が必須です。
労働者が無登録の悪徳業者に騙されて、高額な手数料によって給与が目減りし、生活が破綻してしまうトラブルが懸念されます。
5.やばいファクタリング会社・悪徳業者の見分け方

問題のあるファクタリング会社とは、いわゆる悪徳業者のことです。
悪徳業者を利用すると、高額な手数料を請求されたり、貸し倒れリスクを負うことになったりすることがあるため注意しなければなりません。
ここでは、悪徳業者を見分ける方法について解説します。
5-1.手数料が相場と違いすぎる
2者間ファクタリングの手数料相場は8%〜18%、3者間ファクタリングで2%〜9%です。
相場よりも高すぎる、または低すぎる場合は悪徳業者の可能性があります。
手数料が高すぎる場合は分かりやすいでしょう。
利用者にとって不利な契約が前提になっている可能性があります。
逆に手数料が低すぎる場合も気を付けてください。
悪徳業者は「契約直前に手数料を上げればいいから、まずは低い手数料で人を集めよう」と考える傾向があるからです。
5-2.見積書や契約書を見せてくれない
優良なファクタリング会社に対しては、見積書や契約書などを提示したうえで、書面によって契約を締結するのが基本です。
しかし悪徳業者は書類を提示しなかったり、内容が不明瞭だったりという場合が多いでしょう。
そのため、ファクタリングの契約段階で書類が揃っているかどうかを疑うことが大切です。
5-3.償還請求権ありの契約を締結しようとする
償還請求権とは、債務の責任範囲を限定することなく、金銭債権などを全額請求できる権利です。
要するに費用の返還を求める権利と言えます。
利用者がファクタリング会社と「償還請求権あり」の契約を結ぶと、売掛先の倒産などで売掛金(売掛債権)を受け取れなかった場合でも支払わなければなりません。
一方、「償還請求権なし」であれば、利用者は支払う必要がありません。
ファクタリングは基本的に「償還請求権なし」の契約です。
「償還請求権あり」の場合は悪徳業者の可能性が高いので注意しましょう。
5-4.不審な対応をとる
理由なく不審な対応をとる担当者がいる場合は注意が必要です。
頑なに対面でのやり取りを拒んでいる場合、「悪徳業者だから利用者に顔を見られたくない」と考えている可能性があります。
「電話やメールの対応が何となく怪しい」と思った場合も、悪徳業者を疑うほうが賢明です。
5-5.会社が存在していない
ホームページに会社の住所が記載されていなかったり、架空の住所が使われていたりする場合は悪徳業者の可能性が高いです。
まずはネットで住所を検索し、建物が存在するかどうかを確かめてみてください。
存在する場合も架空の可能性があるため、建物への問い合わせや、実際に足を運んで確認することをおすすめします。
5-6.「分割返済ができる」と謳っている
ファクタリングは原則、売掛金(売掛債権)を一括でファクタリング会社に支払う仕組みです。
分割返済は貸し付けとみなされ、貸金業者の登録がなければ貸金業法違反に該当します。
それにもかかわらず、「分割返済可」と謳っている場合は悪徳業者として疑うほうがよいでしょう。
ファクタリングの支払いや分割払いができない理由について詳しくは「ファクタリングで売却した売掛金が払えない!弁護士に相談するべきケースとは?」の記事をご覧ください。
5-7.継続取引を求めてくる
前述の通り、売掛金(売掛債権)を売却して資金を受け取る仕組みがファクタリングです。
同じ売掛金を何度も売却することは難しいため、しつこく継続取引を求められた場合は注意してください。
悪徳業者の可能性が高いです。
悪徳業者について詳しくは「ファクタリング会社に悪徳業者はいる?手口の事例や見分け方を解説 」の記事をご覧ください。
5-8.口コミサイトの評判が悪い・不自然に良い意見しかない
あらかじめインターネットの口コミサイトでファクタリング会社の評判を確認してみましょう。
他の利用者の意見で、「担当者の対応が不誠実だった…」などの悪い口コミがあった場合は注意が必要です。
一方、不自然に良い意見しかない場合は、ネガティブな口コミを意図的に削除しているといったように、口コミ自体の信頼性が低い可能性があります。
6.安全に利用できるファクタリング会社の特徴

違法性がなく、安心して申し込めるファクタリング会社の特徴を解説します。
主な5つのポイントを押さえてください。
6-1.相場程度の手数料が設定されている
先ほど解説したように、ファクタリングの手数料が相場よりも高すぎる、または低すぎるのは悪徳業者の兆候かもしれません。
逆に言うと、相場程度の手数料が設定されていれば、優良なファクタリングの可能性が高いです。
そのため、複数のファクタリング会社を比較して見極めましょう。
6-2.債権譲渡契約について明記された契約書を提示してくれる
ファクタリングは金融機関の融資ではなく、売掛金(売掛債権)の売却による債権譲渡に該当します。
したがって、優良なファクタリング会社であれば、契約書に債権譲渡に関する記述があります。
ファクタリング契約を締結する前に必ず契約書の内容を確認してください。
6-3.契約書に怪しい箇所がない
契約書に曖昧な表現がないなど、簡潔で分かりやすいかどうかもポイントです。
先ほど説明した債権譲渡に関する記載だけでなく、手数料が明確かどうかもチェックしてください。
契約書に不明点がある場合は担当者に質問しましょう。
しっかり回答してもらえるようであれば、優良なファクタリング会社の可能性が高いと言えます。
6-4.実績が豊富にある
一般的に実績豊富なファクタリング会社は信頼できます。
公式ホームページで運営歴の長さや累計取引者数、累計買取額など実績を確認してみてください。
実績があれば、それだけ利用者の支持が厚いと予測できます。
6-5.会社の情報が公開されている
優良なファクタリング会社であれば、公式ホームページやパンフレットで自社に関する詳細な情報を公開しています。
会社名、代表者名、住所、設立年、実績、連絡先(電話番号・メールアドレス)が載っているかどうかを確認してみてください。
ただし、詳細な情報が掲載されている場合も、架空の会社名や住所という可能性があります。
前述したように会社の所在地を検索したり、SNSで利用者の感想を調べたりするとよいでしょう。
6-6.メディアに取り上げられた実績がある
メディアに取り上げられた実績があるファクタリング会社は、一定の信頼性があると考えられます。
その理由は、メディアにサービスの情報を掲載するためには、各メディアが定める基準で審査に通過する必要があるためです。
メディア掲載の基準を満たし、第三者の視点から評価された事実から、サービスを見分ける際の一つの判断基準となるでしょう。
6-7.担当者が丁寧で、メリットだけでなくデメリットも説明してくれる
電話やメールなどでファクタリング会社に相談したとき、担当者の対応を確認することが大切です。
丁寧な接客を受けられるか、対応に不審点がないかなどをチェックしましょう。
その際は、サービスのメリットだけでなく、デメリットやその他の選択肢まできちんと説明や提案がある場合は、透明性が高いといえるでしょう。
7.ファクタリングを利用するメリット・デメリット
ファクタリングを資金調達手段として利用することで、多くのメリットが期待できます。
その一方で、注意しておきたいデメリットもあるため、基本情報としてそれぞれ確認しておきましょう。
7-1.ファクタリングを利用するメリット
ファクタリングを利用する主なメリットは下記3つです。
7-1-1.資金調達のスピードが早い
ファクタリングは手続きが簡単で、迅速な資金調達が期待できます。
ファクタリング会社によっては、最短数時間から即日で入金となるため、売掛金(売掛債権)の早期回収につながります。
そのため、急な資金調達が必要な場面や資金繰りの改善に有効です。
それに対して、銀行融資では多くの審査時間がかかる傾向にあり、数週間程度の期間が必要となるケースもあります。
7-1-2. 赤字や税金の滞納があっても利用できる
ファクタリングの審査では、利用者よりも売掛先の信用力を重視します。
売掛先の経営が安定していれば、利用者の業績に関係なく、ファクタリング会社は売掛金(売掛債権)を回収できるからです。
そのため、利用者に赤字決算や税金の滞納があっても、ファクタリングを利用できます。
ただし、税金滞納の状況によってはファクタリングを利用できない場合があります。
例えば、税金の分納手続きに対応していないと、支払いの意思がないとみなされて売掛金を差し押さえられてしまうおそれがあり、ファクタリング会社の審査に通らないこともあるので要注意です。
7-1-3.売掛先の倒産による債権未回収のリスクがない
万が一、売掛先が倒産した場合は売掛金(売掛債権)を回収できなくなってしまいます。
ただ、ファクタリングには償還請求権(=債権の未払い分を請求する権利のこと)がないことから、利用者はファクタリング会社から売掛先の倒産により未回収となった債権を請求されることはありません。
そのため売掛先の倒産による影響を避けることが可能です。
なお、償還請求権ありのファクタリングは融資に該当する可能性があるため、悪徳業者に注意しましょう。
7-2.ファクタリングを利用するデメリット
ファクタリングを利用する主なデメリットは下記2つです。
7-2-1.手数料が発生する
ファクタリングを利用すると、各社が設定した手数料が発生します。
なかでも「2者間ファクタリング」は、「3者間ファクタリング」と比べて手数料が高い傾向にあります。
そのため、複数社見積りを取って手数料が安い会社を利用したり、手数料がかかることを踏まえてサービスを利用することが大切です。
7-2-2.売掛先の信用度次第では資金調達できないことがある
ファクタリングの審査では、利用者ではなく売掛先の信用力が重視されます。
そのため、売掛先の業績などの状況次第では利用を断られる可能性が考えられます。
経営が安定していて、売掛金の支払いに問題がない売掛先の売掛金を売却するようにしましょう。
8.やばいファクタリング会社を避けよう!おすすめの相談先8選

ファクタリングを利用する際は、問題のある業者を避けて優良な業者とファクタリング契約を結ぶことが大切です。
優良なファクタリング会社は手数料が相場の範囲内で、契約内容も明確になっています。
また、取引実績が多いことも特徴です。
ここでは、ファクタリングサービスのおすすめ相談先と各社の公式サイトを紹介します。
8-1.ビートレーディング
ビートレーディングの特徴は以下です。
入金スピード | 最短2時間(ポータルサイトは最短50分) |
手数料 | 2者間:4%~12%程度 3者間:2%~9%程度 |
利用可能額 | 下限上限なし ※買取実績1万円~7億円 |
主な契約の種類 | 2者間/3者間 |
個人事業主の利用 | 〇 |
主な必要書類 | ①口座の入出金明細(直近2か月分) ②売掛金に関する書類(契約書・発注書・請求書など) |
サポート対応 | (お問い合わせフォーム)24時間受付 (LINE)24時間受付 (電話)平日9:30~18:00 (ポータルサイト)24時間受付 |
運営会社 | 株式会社ビートレーディング |
ビートレーディングは2025年3月時点の累計取引者数は7.1万社、累計買取額1,550億円、月間契約件数1,000件と実績豊富なファクタリング会社です。
2者間ファクタリング、3者間ファクタリングの両方に対応しており、個人事業主でも利用できるのがおすすめポイントです。
ポータルサイトを活用することで、マイページから書類の提出や審査結果を確認でき、やり取りはすべてオンライン完結となっています。
そのため、申請~入金までは最短50分とスピーディーで手軽に利用できます。
ポータルサイトについてはこちら
8-2.日本中小企業金融サポート機構
日本中小企業金融サポート機構の特徴は以下です。
入金スピード | 最短3時間 |
手数料 | 1.5%~ |
利用可能額 | 下限上限なし |
主な契約の種類 | 2者間/3者間 |
個人事業主の利用 | 〇 |
主な必要書類 | ①口座の入出金履歴 (直近3か月分) ②売掛金に関する資料(請求書・契約書など) |
サポート対応 | (お問い合わせフォーム)24時間受付 (電話)平日9:30~18:00 |
運営会社 | 一般社団法人日本中小企業金融サポート機構 |
日本中小企業金融サポート機構は支援総額318億、対応業種27種、取引件数13,190社と実績豊富な一般社団法人です。
財務局長および経済産業局長から認定を受けた経営革新等支援機関ということもあり、安心かつ信頼性が高いでしょう。
手数料の低さも魅力です。
8-3.みんなのファクタリング

みんなのファクタリングの特徴は以下です。
入金スピード | 最短1時間 |
手数料 | 非公開 |
利用可能額 | 非公開 |
主な契約の種類 | 2者間/3者間 |
個人事業主の利用 | 〇 |
主な必要書類 | 請求書や通帳等のエビデンス資料 (決算書・事業計画書は不要) |
サポート対応 | (お問い合わせフォーム)24時間受付 (営業時間)毎日9:00~18:00 |
運営会社 | 株式会社チェンジ |
みんなのファクタリングは、完全オンライン型のため非対面でファクタリングが利用可能です。
また、土日祝日でも対応が可能で受付時間が柔軟なため、平日以外の必要なタイミングで利用できます。
オンラインで急ぎ請求書を現金化(資金化)したい場合に便利なサービスです。
8-4.ファクトル
ファクトルの特徴は以下です。
入金スピード | 最短40分 |
手数料 | 1.5%~ |
利用可能額 | 1万円~上限なし |
主な契約の種類 | 2者間/3者間 |
個人事業主の利用 | 〇 |
主な必要書類 | ①口座の入出金履歴(直近3か月分) ②売掛金に関する資料(請求書・契約書など) |
サポート対応 | (お問い合わせフォーム) 24時間受付 |
運営会社 | 一般社団法人日本中小企業金融サポート機構 |
ファクトルは、一般社団法人日本中小企業金融サポート機構が提供するオンラインファクタリングサービスです。
完全オンライン完結なので最短40分での現金化(資金化)が期待できます。
請求書や口座の入出金履歴をアップロードするだけで利用可能です。
低手数料の1.5%~利用できる点も魅力です。
8-5.メンターキャピタル
メンターキャピタルの特徴は以下です。
入金スピード | 最短即日 |
手数料 | 2%~ |
利用可能額 | 下限なし~1億円 |
主な契約の種類 | 2者間/3者間 |
個人事業主の利用 | 〇 |
主な必要書類 | ①通帳のコピー(表紙付き、直近3か月分) ②売掛金に関する資料(請求書、契約書など) ※債権の内容によっては追加資料が必要 |
サポート対応 | (お問い合わせフォーム)24時間受付 (電話)平日10:00~18:30 |
運営会社 | 株式会社 Mentor Capital |
メンターキャピタルは、取引実績年間3000件(2024年1月~2024年12月実績)以上で、多くの事業者によって利用されているファクタリング会社です。
赤字・債務超過・税金滞納でも対応が期待できるため、他社で断られた場合でも相談してみると良いでしょう。
最短即日で現金化(資金化)が可能なため、お急ぎの方にもおすすめです。
8-6.ベストファクター
ベストファクターの特徴は以下です。
入金スピード | 最短即日 |
手数料 | 2%~ |
利用可能額 | 30万円~ |
主な契約の種類 | 2者間/3者間 |
個人事業主の利用 | 〇 |
主な必要書類 | ①本人確認書類(免許証・パスポートなど) ②入出金の通帳(Web通帳含む) ③請求書・見積書・基本契約書(取引先との契約関連書類) |
サポート対応 | (お問い合わせフォーム)24時間受付 (電話)平日10:00~19:00 |
運営会社 | 株式会社アレシア |
ベストファクターは最短即日で現金化(資金化)できるファクタリングサービスです。
最短24時間以内で入金のスピード審査、最低手数料2%、平均買取率92.2%という魅力があります。
注文書ファクタリングにより、仕事開始前でも現金化できるという点もメリットでしょう。
8-7.OLTA
OLTAの特徴は以下です。
入金スピード | 最短即日 |
手数料 | 2%~9% |
利用可能額 | 下限上限なし |
主な契約の種類 | 2者間 |
個人事業主の利用 | 〇 |
主な必要書類 | ①昨年度の決算書一式 ②入出金明細 ③売却予定の請求書 ④代表者様の本人確認書類 |
サポート対応 | (お問い合わせフォーム)24時間受付 (電話)平日10:00~18:00 |
運営会社 | OLTA株式会社 |
OLTAは請求書を現金化(資金化)するクラウドファクタリングのサービスです。
必要書類の不備がなければ、最短即日振込が期待できます。
オンライン完結のため、面談不要で全国どこのエリアからも利用可能となっています。
8-8.GMO BtoB早払い
GMO BtoB早払いの特徴は以下です。
入金スピード | 最短2営業日 |
手数料 | 1.0%~ |
利用可能額 | 100万~1億円 |
主な契約の種類 | 2者間/3者間 |
個人事業主の利用 | × |
主な必要書類 | ①決算書(2期分)※試算表が必要になる場合あり ②審査依頼書(独自フォーマットに基づく) ③証憑類(買取希望の売掛債権の請求書・見積書・発注書など) |
サポート対応 | (お問い合わせフォーム)24時間受付 (電話)平日9:00~18:00 |
運営会社 | GMOペイメントゲートウェイ株式会社 |
GMO BtoB早払いは、利用可能額100万円〜1億円までと幅広い買取に対応しているファクタリング会社です。
オンライン対応と対面サポートの双方に対応可能なため、必要に応じて選択できます。
請求書発行前の対応や、注文書の買取など柔軟な対応が期待できるのが魅力です。
9.まとめ
ファクタリングによる資金調達には違法性はありませんが、ファクタリングに関連した問題が多いのが実状です。
悪徳業者による詐欺も発生しているため、「ファクタリングはやばいのでは」と不安を感じている方も少なくないでしょう。
そのため、ファクタリングを利用する際には、優良なファクタリング会社を選ぶことが重要です。
ファクタリング会社の実績やHPを確認したり、複数社から見積りをとったりして、手数料が相場より高額でないかなど確認しましょう。
本文で記載したように、ビートレーディングは累計取引者数7.1万社、累計取引額1,550億円(2025年3月時点)という実績があります。
お客様のニーズに合わせて柔軟に対応いたしますので、まずはお気軽に「利用を相談する」からお問い合わせください。
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筑波大学大学院修士課程修了後、上場企業に勤務。不動産ファンドの運用・法務を担当した後、中小企業の事業再生や資金繰り支援を経験。その後弊社代表から直々の誘いを受け、株式会社ビートレーディングに入社。現在はマーケティング・法務・審査など会社の業務に幅広く携わる。
<保有資格>宅地建物取引士/貸金業務取扱主任者